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こんな事ってあります!?!?

本日はお日柄もよく、俺は消臭剤を吹きかけまくりながら窓の外を眺め、ため息を一つこぼしていた。 いつもの朝食時に何気なく「夏休みなのに出かけられないとか、辛すぎます。はぁ。番でもできればなぁ」と愚痴をこぼして居たのを聞いたママが・・・。 「良いんじゃない?この日曜日にパーティあるから参加しましょ。」とにっこり。 うちが主催だから家柄は保証されてるし大丈夫。と・・・・。 ただの、BL鑑賞に行きたかっただけなのに、自分のBL相手を探すとか・・・・ 陰ながら見守るのが良いのに!!!! 最近、萌えを摂取不足だったので、みれるかもしれない!! と奮い立たしていた俺はいつの間にか仕立て上げられていたスーツに身を通し、シルバーのネックガードをつけて消臭剤をポケットに合計3個入れて髪も整えられ準備は万端です。 心構えがねぇ・・・ なかなかできるわけもない訳ですよ。 ホテルに付いて準備が出来上がってる時点で帰るわけにもいかず、煮え切らないままぼーっと空の雲を見てたわけです。 ふぅっと息を吐きながらソファーから立ち上がり、パーティ会場に足を進めた。 うちが主催とはいえ、参加している方たちは本当に家柄が良い。 お育ちもよく立ち振舞も素晴らしい。 うわ~まじか、こんだけの大人数の中でも生馬の姿を探し出せるって運命ってすごいんだな~。 生馬も気づいたようで鬼の顔に早変わり~。 軽く会釈だけして、中央辺りに移動しようと振り返った。 あっ・・・・・ ひときわ目立つ茶色の長髪と目があったまま動けなくなった。 時間にしたらどれくらい経ったのかはわからないがお互いに目を離せずにそのまま立ち尽くしていた。 周りの音とか本当に入ってこなくて唯わかるのは、ものすごく懐かしいということだけだ。 お互いにそのまま近づいていき、俺は確信を持って「しょう」と呼んだ。 俺より頭2つ分上から「みー」と呼ばれた瞬間に 「ひさしぶり!!!!!!!」と抱きしめあった!! 「まじか、まじでか!?なんでこんなとこに居てると!?」 ともう俺は興奮がとまらない!!! 「気がついたら居たんだよね。まさかミーもいるなんてね。いやほんと、元気そうで良かった。」 満面の笑みで返してくれた。 俺の番と横で青白い顔をした子を紹介してくれた。 イヤン!! 俺と背も変わらないくらいだけど、至って普通の子って感じで、美形x平凡という俺の萌ポイントを完全についてきてるやん!!! 「どうも、初めまして。小野山 玲桜といいます。」 右手を差し出した俺の手をおずおずと握り返してくれた。 「は、はじめまして。尾瀬 奏汰(おぜ かなた)です。」 困惑顔でも、ちゃんと挨拶して対応してくれるとか、いい子やん。 と長髪の茶色に目をやれば、 「あ、あ~すまない。尾瀬 時成(おぜ ときなり)だ。」 番の奏汰の肩を抱きしめてる。 おいおいおい、目の前で見せつけんなよ!!! 最高すぎか!!!! 「まさか、こっちでも会えるとはねぇ縁がつながってるのか何というか。てか、ゆっくり話ししたいな。時間あんの?」 と消臭剤を吹きかけつつ聞いてみる。 「それは何してんだ?俺は時間あるよ。もう目的は果たせたしね。」 あっ悪い顔しとる。 うちのパーティで番のお披露目会しやがったな・・・・。 「上に部屋とってるきん、いこうで。」 奏汰の手を引っ張っていこうとする俺に 「待て待て。何で奏汰の手を握ろうとしてるんだ!!どさくさに紛れて触ろうとするな!!」って時成に奏汰を抱き込まれてしまった。 「うわ~器のちっちゃい男やなぁ。相変わらずや。まぁええわ。上いこいこ。ゆっくり喋ろうで」 もうめちゃくちゃ再会が嬉しすぎて、ここがパーティ会場ってことすっかり忘れてた。 俺たち3人を取り囲むようにドーナツが出来上がってたけど、もうそんなことはどうでもいいくらいに浮かれきっていたんだ。 「あー紅茶おいしい。てか、かなちゃんは知ってんの?」 俺の部屋でソファーに向かい合って座り、今は紅茶で一息中。 「あぁ、ちゃんと説明してある。」 優雅に紅茶を飲みつつ、隣に座る奏汰の頭を撫でている時成はデレデレの顔を惜しげもなく晒している。 「そかそか、じゃあかなちゃん、改めまして、初めまして。時成の前世で双子の姉をしていました、現在は小野山 玲桜といいます。これからも関わって行くのでよろしくおねがいしますね。」 深々と頭を下げて挨拶をする俺を、驚愕の顔でみてくる、かなちゃんに思わず笑ってしまった。 「あはははは!!そんなに驚く?目ン玉おちんで。」 めっちゃおもろいなぁ。 前世の事を話せる時が来るとか思わなかったから、めちゃくちゃ嬉しい。 「いや、へ?だって・・・・。」 と辛そうに落ち込んでいくかなちゃん。 オロオロしながらどうしたと声をかけて心配する時成にお前なぁと愚痴る。 「信用されてへんのちゃうの?努力が足りんわ。かなちゃんそんなアホいつでも捨ててうちに来ていいよ?」 「は!?ふざけるな。奏汰は俺のだ!!!誰が渡すか!!」 って、うちの挑発に乗ってきながら思いの深さを吐き出していく時成。 そんな様子を、真っ赤になりながらも少し面白そうに見上げてるかなちゃんマジ可愛い!!! 「あのね、いきなり現れたフェロモン垂れ流しまくりのオメガの俺と時成が見つめったんだぞ?運命じゃないか?とか不安になったんとちゃうの?」 核心をついたようで、蚊のような声で「・・・・・・はい・・・・。」 くわああああああああ!!! 切なそうな不安な顔してもうまじで萌ポイント抑え過ぎちゃいます?? ああああああ、囲い込みてええええ!!!!

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