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俺の順番が来たようです!!

ゆっくりゆっくりとだけど、揺すぶられてる身体。 心地良いぬくもりに包まれて、俺は、俺の居場所はここだって感じて安心する。 意識が少しずつ浮き上がってきて、目の前の肌の色に焦点があってきた。 「へ……あっ、なに?あああっ!そこっ…きもちっ……いっ…。」 「はぁっ一回、中に出したからな、少しだけ落ち着いてきたか?」 腰の動きを止めて、俺の前髪を掻き上げて、額にキスをして俺の顔を覗き込む生馬がいる。 「ふぇっ…なんで…?ずっ……」 涙は止まらない、鼻水も止まらない、腹の上には俺が出したであろう精液もいっぱいでドロドロのグズグズの俺を見て、愛おしいって顔で見つめてくる生馬。 「なんでって、玲桜は俺の物だろうが。いつも兄貴のフェロモン纏わりつかせてイライラさせるのに、好きだ好きだ言って。それなのに急にバッサリ切り捨ててくるわ、松前やら、時田やらには気を許してるわ、挙句の果てには目の前で尾瀬に抱きつくしな。」苛立ちをまとったまま、俺を睨んでくる生馬の嫉妬してる姿が可愛くて愛おしいと感じてしまっているのは、フェロモンに酔っているせいなのか、発情しているせいなのか・・・。 「たくっ、嬉しそうな顔するな。親父さんからは、嫁にする条件として無理難題だされるし、それが片付いて、玲桜の兄貴が番見つけて消えたんだ。障害物が無くなったのに我慢する必要がどこにある?」獲物を目の前に舌なめずりをする獣になった生馬から目が離せなくて、俺に入ったままの生馬を締め付けてしまって「んあぁ・・・。はっ・・・。」吐息とあられもない声が漏れてしまう。 「くっ・・・。」俺の顎を上に上げて噛み付くようにキスをしてくる生馬。 「はっ…いっ・・・・くま……っ……」酸素を求めて口を離そうとしても角度を変えてくるだけ。舌で上顎も歯列も摩られて、飲みきれず溢れていく唾液すらも舐めあげられて、俺は息も絶え絶えになって漸く離された。 「俺から離れようとするからフェロモン異常になるんだよ。2度と離れられると思うな。」いつもは後ろになでつけている髪が、今は解けて前髪ができてて色っぽくて興奮してきた。前髪の隙間から鋭い視線で俺を射抜いてくる生馬。生馬のフェロモンに酔って酸素不足の俺の脳ではきちんと理解できてなくて、ずっと見つめてた。 「ちゃんと分かってるか?あぁわかってなさそうだな。トロットロの顔だ」って雄の目で悪い顔してる。そんな生馬に「カッコいい……。」って手を伸ばして、キスをせがんだ。 「ヒャンっ!!あああっ……っ……待って、まっ…あ…」俺の中に入っていたままの生馬が急に動きを取り戻して、俺の腹の奥を思い切り刺激してきた。チュッて軽いキスをした生馬は「求められるなら、ちゃんと返しますよ」って…。 待っても、もう無理も、全然聞いてくれなくて、快感が襲ってくるから逃げたいのに逃してくれなくて、怖いって言っても大丈夫だからって、全然止まってくれなくて。出すものももう無いって言っても、こっちだけで行けるようにするから大丈夫ってお尻を擦りながら楽しそうに俺をいじめてた生馬。何度か意識が飛んでたと思うけど、気がついたら生馬に貪られてて。また気づいたらお風呂だったり、軽食を食べさせてもらってたり、甲斐甲斐しくお世話をしてくれてる生馬にまた惚れてた。好きって、大好きって伝えたらその倍くらい、愛してるとか、キスとか返されてた。 隣で寝ている生馬の寝顔に驚いて飛び起きようとしたら、全身の倦怠感と腰の痛みでベッドの上で身悶えるハメになった。 「ん…起きたのか…。」って生馬から漂う情事の後の色気に俺は当てられて全身が熱くなった。 「お、おはよう…」シーツに包まれたまま抱き寄せられた。俺の首をクンカクンカとめちゃくちゃ嗅いでくる生馬がこそばくて、こそばくて、「ちょ。もうやめて。擽ったい。」って両手で頬っぺたを挟んでこちらを向かせてやった。 「フェロモンは落ち着いてきたけど、発情期はまだ終わってなさそうだな。項噛むぞ。これ外せ。」ついに来てしまいました!!!!!俺の順番が!!!!

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