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第四章・5
和正は、じっくり時間をかけて祐也の身体を味わった。
脇を舐め、鎖骨を噛み、へそのくぼみまで舌を這わせた。
「あ、あぁ。んぁ、あ。はぁ、はぁ、あぁん……」
時折ぴくんと身体を跳ね上げ、いい反応を返してくれる。
それだけで和正は興奮し、生唾を飲んでいた。
ついに桃色の乳首にしゃぶりつき、赤ん坊のようにちゅっちゅと吸った。
甘噛みし、中心を舌先で掘り起こし、細かく食んだ。
「あぁ! は、あぁ、んんッ!」
今までの穏やかな愛撫から、一転しての激しい行為に、祐也は見悶えして声を上げた。
「あ、ダメッ! ヤだ、僕、もう……、もう……ッ!」
大きく引き攣り、祐也はスキンの中に精を吐いた。
「あぁ……」
くたん、と脱力し、胸を大きく上下させていると、天井に映した星々が目に入った。
(星のことを忘れるくらい、のめり込んでたんだ)
それほど、和正とのセックスは心地よかった。
今までの澱が全て流れてしまうほど、気持ち悦かった。
「あ、でも」
和正さんは?
見ると、彼ははだけた衣服を整えている最中だった。
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