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第六章・9
「あぁ、も、もう……ッ。んっ、ん。ぁんっ! あぁ、んッ!」
(ダメ。また、またイッちゃう!)
今度は、ソファの心配をする余裕などなかった。
和正の精が、不意をついて祐也の体内に注がれてきたからだ。
「あぁああ! は、あぁんッ!」
「祐也……ッ!」
和正は、引き攣る祐也の腰をしっかりとつかみ、奥の奥まで捻じ込んだ。
「あ、あぁ。身体の内、震えて……ッ!」
祐也の体内は、和正の激流に、その圧に翻弄されていた。
きつく背を反らし、髪を振り乱して、あまりある悦楽に襲われていた。
和正の射精が終わると、祐也はぐったりとソファに身を任せた。
まだ、下半身がヒクついている。
(終わってからも感じるなんて、初めて……)
頬に和正からキスをもらって、ようやく意識の焦点が合った。
「大丈夫?」
「すごかった、です……」
「昼間っから、ごめん」
「和正さんなら、いつでもOKです……」
可愛いことを言ってくれる祐也に、和正は頬ずりした。
しばらくソファに二人寝ころび、互いの愛しさを噛みしめた。
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