62 / 97

第七章・6

「祐也……、祐也ッ!」 「あ、ぁ、はぁ、んんッ! 和正さん……ッ!」  和正が腰を穿つたびに、脳天まで串刺しにされるような快感が走る。  耐えがたい悦楽を逸らせようと身をよじるが、逸れるどころか深まって来る。 「ん、ふぅッ! あ、あんッ! あッ、あッ、はぁあ!」  祐也の飛ばした精が、和正の胸まで濡らした。 「いいね、祐也。とっても、いいよッ!」  オーガズムに達して力の抜けた祐也を、和正は構わず揺さぶり続ける。 「あぁああ! もう、もうダメッ! ゆ、赦してぇえ!」  眼が、チカチカする。  これは、星?  和正さんとのセックスで、僕、お星さま見ちゃったの……? 「出すよ、祐也!」 「ひぁ、あ! っく、あぁああ!」  体内に和正の精を受け入れ、祐也の見ている星は明滅した。  激しく渦巻き、流れた。 「んぁ、あ、あ……」  はぁはぁと、祐也が荒い呼吸を整える間、和正は彼の身体をそっと拭いたり、穏やかなキスをしたりする。  そして、腕枕をして髪を撫でる。

ともだちにシェアしよう!