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第十一章・5
その晩、和正はいつも以上に大切に祐也を抱いた。
挿入の前に、きれいなピンク色の蕾の中にローションを絡めた指を入れる。
内で上下させると、祐也は切ない声を上げた。
「あ、あぁ。やぁああ……」
「一本、追加するよ」
にゅるっ、と指がもう一本入ると、祐也の震えは強くなった。
中指と薬指を入れたまま、内でかきまわす。
「ひぁ、あ! んぁ、あぁん!」
どんどん、祐也のペニスは勃ちあがってきた。
和正の指は、かまわず祐也の体内の敏感な部分を責め立ててくる。
「も、もう……、ダメ……ッ! お腹の中、痺れて、く、る……ぅッ!」
きゅんっ、と後膣が締まると同時に、祐也は精を吐いてしまった。
「んぁああ! あぁあ!」
身をよじる祐也の体内から指を抜き、和正はその白い腹を優しく撫でた。
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