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第6話

わーきゃー言ってる声を聞きながら昼食を摂る。俺は独り暮らし歴は長いのだが料理はからっきしだ…だから今日もコンビニ弁当… 「んまぁ!まぁたそんなの食べて!体壊すわよ!ほらこれ作ってきたの」 そう言って数人のおばちゃんたちがバランスの良いおかずをくれた。 これも毎日のこと。とてもありがたい。みんな捨てられる容器に入れてくれるし保冷剤なんかもいれてくれてる。 食べきれなかったのは家に帰って食べてる。 そんなのも見越してなのか持ちの良い料理ばかりくれるから数日は持つ。流石に食べきれなかったのは朋ちゃんやつーくんを呼んで一緒に消費してもらう。 朋ちゃんは小柄で女の子みたいに可愛いけどかなり大食漢なのだ。 朋ちゃんこと…三宅 朋悠(みやけ ともはる)とつーくんこと津乃田 各務(つのだ かがみ)。この二人とは体の関係もそうだけど何かと馬があって最近はこの二人以外と一緒に何かするとかはない。三人で旅行にいったりもする。恋人同士の二人の間にいるのは気まずくなりそうなものだが彼らはそれでも結構強引に誘ってくれたりするし二人して朗らかなので居心地も良い 大学時代の友人たちは既に家庭を持っているやつばかりなので今はもうほとんど会わない。 会えば結婚は良いだとか子供が可愛いだとかそんな話ばかりされるのでちょっとしんどいのもあるし今さら他に親しい人も作ろうとは思わないからちょうど良いのだ。 たまに二人と都合が会わないときはその日の子を捕まえて仲良ししたりもするけどそれもここ最近めっきり減った。 坂本さんのことも自分でよくわかんないし今日くらい他の子と過ごしてみたら何か変わるかもしんない。 そうと決めたら今日は終わったら飯食って風呂はいって久しぶりに遊びにいってみよう。 午後の仕事もさくさく進み特にトラブルもなく無事帰宅できた

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