24 / 74

第24話

「じゃあ!またね!きー兄ちゃん。手当てしてくれてありがとう」 「またいつでも来いよ」 「うん!またね」 手を降ってきー兄ちゃんの部屋から出る 「弦ちゃん。お腹空いてない?」 「少し空いたかも」 「んじゃどっかで食べて帰ろっか?」 「うん!!」 話しながらエレベーターへ乗り込み一階へ着く 「ちーくん!」 「へ?はーくん?なんでここに?」 「ちーくん!約束したでしょ?連休中は恋人でいるって!!」 「さっきおしまいだっていったじゃん。紫乃舞くんは?」 「海くんは置いてきた」 「へ?」 「それより!!その人誰?浮気?」 「…浮気も何もはーくんとは始まってもないし」 「やだ!!ちーくんは僕の!僕のだもん!!」 そのとき手元に鈍く光るもの… この光景…見たことある… 「ちーくん。いっしょになろ?」 振りかざし駆け寄るはー君を間一髪避けて押さえ込む 「何してんの?こんなこと!だめだよ!!俺なんかのためにそんなことしたら!!」 「離して!離してよ!!」 「はーくん!だめ!!」 「だって…僕…僕は…ちーくんじゃ意味がないのに…」 「っ…」 そのとき急に目の前が真っ暗になった。その俺に誰かが囁いた… 「…愛してるよ。だから君も僕を愛して。愛してくれなきゃ…ほら…笑って?愛してるって言って?…いつもみたいに…ね?」

ともだちにシェアしよう!