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第24話
「じゃあ!またね!きー兄ちゃん。手当てしてくれてありがとう」
「またいつでも来いよ」
「うん!またね」
手を降ってきー兄ちゃんの部屋から出る
「弦ちゃん。お腹空いてない?」
「少し空いたかも」
「んじゃどっかで食べて帰ろっか?」
「うん!!」
話しながらエレベーターへ乗り込み一階へ着く
「ちーくん!」
「へ?はーくん?なんでここに?」
「ちーくん!約束したでしょ?連休中は恋人でいるって!!」
「さっきおしまいだっていったじゃん。紫乃舞くんは?」
「海くんは置いてきた」
「へ?」
「それより!!その人誰?浮気?」
「…浮気も何もはーくんとは始まってもないし」
「やだ!!ちーくんは僕の!僕のだもん!!」
そのとき手元に鈍く光るもの…
この光景…見たことある…
「ちーくん。いっしょになろ?」
振りかざし駆け寄るはー君を間一髪避けて押さえ込む
「何してんの?こんなこと!だめだよ!!俺なんかのためにそんなことしたら!!」
「離して!離してよ!!」
「はーくん!だめ!!」
「だって…僕…僕は…ちーくんじゃ意味がないのに…」
「っ…」
そのとき急に目の前が真っ暗になった。その俺に誰かが囁いた…
「…愛してるよ。だから君も僕を愛して。愛してくれなきゃ…ほら…笑って?愛してるって言って?…いつもみたいに…ね?」
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