「ちー！！」 次に目を覚ましたら目の前にきー兄ちゃんの綺麗な顔があった 「きー兄ちゃん？」 「ごめんなぁ…ごめん！」 「何が？ここどこ？」 「病院だよ」 「あれぇ？何で？今頃俺摂理さんとエッチしてるはずだったのにぃ！！」 「何があったかわかるか？」 「ん？あぁ。はーくんが…って！！はーくんは？どうなった？」 「摂理が警察へ連れてったよ」 「そなの？はーくん悪くないのに…どうしよう…俺のせいだよね…」 「お前のせいじゃないだろ！」 「え？だって俺がはーくんを受け入れてたら…」 「お前は！！自分のことを自覚しろ！お前は何も悪くない！！」 「えぇ？俺が全部悪いじゃん！！あははっ」 「ちー…」 「え？何で泣くの？んもう！きー兄ちゃんどうしちゃったの？？」 「ちー…笑うな…泣けよ。お前が泣かないから俺が泣いてんだろ？」 「変なの！泣く要素無いじゃん！どこにも」 「弦ちゃん！！」 「あれ？朋ちゃんどったの？」 「ここ！俺の勤務先！」 「あぁ！そっか！朋ちゃん白衣の天使ちゃんだったね」 「そだよぉ。…あれ？穂積さん？こんにちは？」 「…朋ちゃん。お久しぶりねぇ。ここで働いてたのぉ？白衣が似合うね」 「何で穂積さん？」 「穂積さんがたまたま見付けてくれて…」 「…ちー…いいよ。この子はお前が信頼してるこでしょ」 「…えとねぇ。実は穂積さん…きー兄ちゃんは俺の従兄弟なんだぁ。たまたまきー兄ちゃんのとこで倒れちゃったみたい。連日やり過ぎて寝不足だったの」 「そうだったの？」 「うん。でも秘密ね？穂積さんモテるから関係ばれたらややこしそうだし」 「うん！わかったよぉ。あのね、今検査結果出たんだけど異常はないみたい。だけど心配だから念のため二、三日入院みたいだよ」 「えぇ？そなの？どこも悪くないのにねぇ。わかった。朋ちゃん担当してくれるの？」 「ううん。知り合いは担当出来ないんだ。でも会いに来る」 「わかった。ありがと」 朋ちゃんを見送りもう一度きー兄ちゃんを見る 「よかったの？朋ちゃんにばらしちゃって」 「大丈夫。お前の選んだ友達だもん。」 「きー兄ちゃん。つーくんわかる？」 「うん。わかるよ。朋ちゃんのパートナーだよね。つーくんがあの子を選んだとき店が荒れたの。つーくんモテモテだったからねぇ。んまぁでも相手朋ちゃんなら太刀打ちできないってみんなすぐ諦めてくれたけどね。」