8 / 16

第3話・先生とぼくの秘密のじかん。(後編)

 先生にしがみついて離さない。 「も、やらっ、やらよ……っひいいいっ」  首を振って泣きじゃくる。  にゅるにゅるって、  ぼくの下半身から水音が聞こえる。  きっとぼくのものからおしっこが出ているんだろう。  先生はわざとなのか、じゅるじゅる音を立てて飲んでいく。  そうしたら、ぼくのものは余計に大きく膨れていくんだ。  熱い。  苦しい。 「飲まないで、やらあああ……。せんせ、せんせ……」  好きな人にぼくを吸われて、舐められて――。  恥ずかしい。  それなのに……。  これ、なに?  身体がジクジクする!!  自分が怖い。  ぼく、どうなっちゃうの?  口はもう開きっぱなし。  涎を垂れ流してしまう。  そうしたら、先生のお口から解放された。  ちゅぽんって音がした。 「は、ひ、は、ひ……」  もう何もできない。  ぼくはぐったりとマットの上に倒れ込む。  だけど解放できていないぼくのものはじっとりと熱が残っている。  身体が熱い。  呼吸がうまくできない。  苦しい。 「は、ひ……」  荒い呼吸をしていると、両足を持ち上げられた。 「や、なに?」  おもいきり開脚させられてしまう。  びっくりしてほんの少し身体を起こせば――。  先生の下半身が見えた。  ジャージと下着をずらしている。  大きくて太く反り上がった下半身。  太くて固い、すごく熱いものが開脚しているぼくのお尻に当たったんだ。  そうかと思えば、  ズブッ! 「あ、っが……」  肉を引き裂くような音と一緒に、それがお尻の孔に入ってきた。 「あっ、いっ、ああああっ!!」  身体は固いのに、思いきり広げられた両足がぼくの顔を跨いでいる。  おかげで反り上がったぼくのものが顔の間近にあって――。  先生のものがぼくのお尻を突き刺しているのも見える。  怖い。  痛い。 「いたっ、せんせっ、や、あああっ!」  突然の指よりもずっと太い先生のものを挿入されて、ビックリしたぼくは泣きじゃくる。  とにかく挿入された大きなそれで、ぼくのお腹の中がパンパンに膨れている。  どうしちゃったの?  何が起こっているの?  怖いよ、先生。 「せんせ、せんせっ!!」  怖くて先生を呼べば、苦しそうなくぐもった声が聞こえたんだ。  しゃくりを上げながら天井を見上げると、そこには苦しそうな顔をした先生がいた。  先生がたくさんの汗をかいている。  苦しそうで、でもお口が緩んでて……なんだか嬉しそう。  先生はうっとり目を閉じていた。  ――先生、格好いい。  好き……。  それを理解した時だった。 「……あっ」  ズクンッ。  ぼくの中に熱が宿る。  怖くて冷たくなった身体が息を吹き返したみたいに熱くなる。  気が付けば先生の一物を咥えているお尻の孔が疼きはじめていた。  同時に孔が緩くなったのか、先生はずっと奥まで沈めてきた。 「あっ、っひ!」  中が熱い。まるで焼かれるみたいだ。 「おっき、先生のおっきぃいいんっ! もっ、らめっ!! やらあっ!」  ぼくはまた腰を揺らして先生のを締め付ける。 「まだまだ。ほらもっと足を広げなさい! これがいいんだろう?」  ズッ、ズッ! 「っひ、うっ! ああっ!!」  抽挿を繰り返されれば、ぼくの先から、白い何かが飛び出した。 「やあっ、なに? なにこれっ! あっひ!!」  流れる白い液体が自分の顔にかかる。 「あっ、うぶううっ!!」  びちゃびちゃに浴びて苦しい。  自分の液で溺れそうになっちゃう。  口を閉じようと思うのに、好きな人に抱かれてるって感じたら嬉しくて女の子みたいな声を上げちゃう。 「っぶあ、っぶ、っひあっ! ああんっ」 「精通したのか……くっそ、なんでこんな可愛いんだよ、反則だろこれっ!!」  先生は何かを呟いているけどぼくは繰り出される刺激で何も聞き取れない。 「せんせっ、ほしなせんせっ!!」  波に呑まれそうで怖い。  手を伸ばせば、先生は抱き締めてくれた。  好き。  嫌われていても、やっぱり好き。 「すき、せんせ、すきっ!」 「芹沢っ!!」 「ん、っふぅう」  ぼくの口を何かが塞ぐ。  目を開ければ、先生の顔がすぐ近くにあって――。  キスされていたんだ。 「ん、ぅうううううっ!」  好き。  先生、すごく好き。 「ぼく、もっ、らめっ!」  何がダメなのかわかんない。  でも、もう限界だった。  ぼくは白目になって一気に昇り詰めてしまう。  中で先生を締め付けると、先生も――。  ぼくの中に、先生の液が注ぎ込まれる。 「やっ、あっつぅううううういっ!」  注がれた先生の液が熱い。  おかげでぼくはまた絶頂を迎えた。  それなのに、さっき達したばかりの先生の一物はまた、中で固くなっていて。 「あっ、っひ……や、どうして……」 「お前、可愛すぎるだろう。止まる気がしない……」  先生はまた、腰を揺らしてぼくを追い詰める。 「おしっこ、またでちゃう……白いのなに? も、やらああっ!」 「これはおしっこじゃないよ、精液って言って、芹沢が大人になったシルシだ。それで今俺が芹沢にしてるのがセックスだよ?」 「おと、な? せい、えき? せっくす……やっ、もっ! も、やああんっ!!」  何度もイかされたぼくは、おかげでもう腰が立たなくなっちゃって、その日は散々だった。  だけどね、良いことがあったんだ。  ぼくと先生はお付き合いすることになった。  先生が好きだって言ってくれたんだ。  ぼくが嫌いでこんなことをしたんじゃない。  好きだから抱いたんだって。  器械体操の補講も先生がぼくの身体に触りたくて思いついたことなんだって。  でも問題がひとつ。  先生とのセックスがすごく激しいんだ。  1回だけじゃなくて、何回も求められる。  運動苦手だけど。  ぼく、もっと体力つけないとなぁ~。  END***

ともだちにシェアしよう!