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難題6

「触りたいって、響君のHっ~」 「はぁ? ばっ、そんなんじゃないってっ」 エッチなんていわれて慌てて否定した。 「だって、触りたいっていうからさぁ」 「触りたいってのは肉体的な話じゃなくて、親しくなりたいとことだよ。もっと、普通に言葉を交わしたりとかってこと」 「まあ、普通に会話くらいはしたいよね」 春もそれには大きく頷いた。 だけど、俺は『触りたい』と言葉にして、それにも違和感を覚えていた。 .

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