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…………はっ!!?
だめだっだめだ!! 目の前で行われてることがあまりにありえない光景すぎて、なんか全然ちっちゃい部分を何故か疑問視してしまってた…!!!
「ふぐっ、いつぐの匂い好きぃ…♡ あっあんっ俺っ今、いつぐの匂いでいっぱいになってるぅ♡♡」
っ……オレ、そんなに人にわかるほどの匂いしてるのかな…絶対、匂いも地味だと思うんだけど。
くんくん。思わず自分の制服の匂いをその場で嗅いでしまう。
だけどやっぱり、特にわかるような匂いは感じられない。
…まぁ、アレは部活のジャージだからきっとこの制服よりは汗的な匂いはするんだろうけど……それでも。
「はぁっううんっあっ、あっいつぐぅ♡ んちゅう、んむっ」
っ!?
とうとう匂いを嗅ぐだけじゃなく、オレのジャージの裾をはむっと口で咥えはじめた目の前の矢代。
「んんっちゅぱ、ぁんおいひい…♡ いちゅぐの味がするぅ♡♡」
……っ何で、そんな恍惚した顔でオレのジャージをちゅうちゅうしてるんだろう。
あんなとろけた嬉しそうな表情の矢代、教室で女子と話してる時になんか見たことないのに。
何で、何でそんな。
――ゴクリ。
気づけばオレは、窓越しから見える矢代のオナニー姿に目が離せなくなっており。
「はふっ、あっちんこだけじゃもう無理っ、んっ」
ずるりっ、パサっ、
!!? えっちょっと待って、まさか矢代っ、
「…んっ、いつぐぅ♡ いつぐのでっかいちんこっここっ、ここに欲しいのぉ♡♡」
ずぶりっずちゅうぅ♡♡
なっ…!!?
「ああんっ♡♡♡ いつぐの勃起ちんこ奥きたあぁっ♡♡♡」
――嘘だろ、おい。
ただのちんこを擦るオナニーだけではなく、まさかの後ろまで使い始めた矢代のそのいやらしすぎる行為に。
「ああっおくぅ♡ いつぐっもっとオレのけつまんこじゅぽじゅぽしてぇっ♡♡♡ あっあんんっちんこっいつぐのちんこでおまんこ壊れるぅ♡♡♡」
『はあ? っざけんなよ、んなダルいこと俺がすっかよ』
『授業かったりぃ…俺ふけっから、遼太郎俺の代わりにノートとっといてくれ』
『あ? アイツ? いやもうメンドクサイから先週別れたっつーの、アイツまじでたるいったらありゃしねぇわ』
そんな事まで、教室で恥ずかしげもなく話していたあの矢代疾風の……聞いたこともないような、高く、まるで前に偶然一回だけ見てしまったAVに出てきた女優のような、甘く淫らなその嬌声に。
……ああ、おかしいな。オレもこのありえない非日常な体験に、充てられちゃったのかなぁ。
何で、オレとはまったく正反対の世界に住むこの男が。
二年で同じクラスになって約三ヶ月、一度話したか? ってほど接点がなくて……サッカー部だって一度だけ奇跡で練習試合に出れたくらいの、万年補欠もいいところの何のとりえもない地味で目立たないそんなオレなんかのジャージでオナニーしてるのか、未だまったくもって意味不明なんだけど。
でも、それでも――
「ああんっ、もうダメぇっ♡ いつぐのちんこぉ♡ ホンモノっ奥に欲しいのぉ♡♡♡」
……はぁ、すっごいちんこ痛い。
「ああっイクっ♡♡ イクっイクっいつ…っ」
――ガチャリ。
「ぐ、って、っ……え、あ、」
とりあえず。
これから一緒に、気持ちよくはなれるかもしれないなぁ……と。
「え、と…こんばんは、かな? 矢代くん」
「……っっ!!!??」
そう、オレ的には思うのでありました。
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