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「疾風くんとのセックス、だからかなっ…」 「んあっ、な、何がぁ…ふあぁん♡♡」 「はぁ♡ 疾風くんっが、可愛いってこと…♡♡」 「っ、またそれっ…んあっ、かよぉ♡ あっ、あっダメっ、それ以上奥っ…ソコっちんこで突いたらぁ…!」 「はっ、ここっ♡ ここだよねっ、疾風くんの前立腺♡♡ ふんっ♡♡♡」 「いあああっ♡♡♡ ダメっヤダっ、ソコもうっあああっ♡♡」 「ごめっ、ごめんね疾風くんっ…でももうっ、オレもこれ以上は、うあっ♡♡」 「あっ、んああ無理っ…俺もうクるっ、クるからぁ…♡♡」 「んっ、オレも……疾風くんっオレもう射精そうだからっ、一旦外にっ…!」 「っ、いいっ、このままでいい!」 「えっ、でっでもそれじゃ中に、」 「んあっいいからっ…いいっこのまま俺のおまんこにっ、いつぐの、いつぐのちんこ精子いっぱい射精してぇ♡♡♡」 「っ、疾風くんっ…♡♡ うあっ、あっイクっ、中に射精しちゃう…は、疾風くんも一緒にっ」 「えっ、あっ待てっ、ちんこ今握っちゃ…んあああっ♡♡」 「イクっイクイクっ、精子全部中に射精るぅぅっ♡♡♡」 「あああっイクぅっイっちゃうっ、いつぐのちんこでイっちゃううぅぅ♡♡♡」  どぴゅっ、びゅっびゅううぅぅ♡♡♡ 「……っ、は、はぁ…うぁ…疾風く、だいじょうぶ…?」 「んぁ、中…中に、ぁう♡ あっ、いつぐのせーし、いっぱい、ふぁ…♡♡」 「っ、も…そんなえろ顔でそんなえろ台詞すぐに吐かないでっ…射精たばっかなのに、うっ♡♡」 「ひあっ♡」 「ほら、おっきくなっちゃうでしょ…」 「んなこと言ったって…んっ、はぁ…中、ゴリって、あぅっ♡♡」 「っ…うう、ごめん…オレの息子、節操無さすぎて…」  今まで十六年生きてきて迎えた、初めてのセックス。  自分で慰めるオナニーの何倍…何十倍も、その行為は気持ちよくて。  しかも、この場に『ゴム』が無かったため――ここはサッカー部の部室なので、あったらあったで大問題だけど……いや、そもそもそんな場所でセックスしちゃったこと自体がもう大問題なんだけどさ。  初セックスがまさかの生の、しかも言っちゃうと相手は女性ではなくオレと同じ性別である男性で……何というかもう、一気にこの短時間で未知の体験をしすぎた気がするぞ、藤枝いつぐ。  ……そしていくら溜め込んで限界マックスがキてたからといって、疾風くんの中に挿入ってものの一分もしないうちに思いっきり射精し、行為後の彼の表情と台詞でまたも懲りずに息子を勃起させちゃうとか……いやほんともう自重しろ、オレ。  そう頭の中、初めてのセックスを体験したのち、ぐるぐると残る快感の余韻と、思っていたよりも性に貪欲であった己自身への葛藤をしばし繰り返していたオレであった 「うあっ!!?」  ――が。 「っ、疾風…くん?」 「……っ何、」 「え、」  彼のぐちょぐちょでドロドロの白濁色に染まったアナルに、自分の再び勃起し固さを増してきたちんこを未だ挿入れたままだったオレを、覆いかぶさっていたオレの身体をホールドするかのように……疾風くんは、何故か自身の両足をオレにぎゅっと絡めてきて。 「何、他のところに意識向けてんだよっ……俺といる時は、っ…俺だけに集中しろ、バカいつぐ…♡♡」 「――…っ、ごめ、もう無理…」 「! 無理って、何っ…んああぁ!!」  そんな、またもオレの理性をいとも簡単に外させるような、殺人級に可愛いコトを言うもんだから。 「ごめんね疾風くん……でもオレ、キミをもう一度抱きたいっ…今度はもっとたくさん、疾風くんだけを見つめてたいっ」 「っ、」 「…ダメ、かな…」 「……ばぁか、オマエにされてダメなことなんてあるもんか……して、俺のことさっきよりももっともっとめちゃくちゃにしてくれ、いつぐ♡♡♡」 「っうん、もっともっとキミをめちゃくちゃにするからね、疾風くん♡♡♡」  だからオレは、今、目の前に存在している『矢代疾風』という存在を想う自分の気持ちの正直なまま、もう一度、彼に熱く火傷するような口づけを送ったのだった。      

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