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ゆるふわ泥酔注意!(4)
「とまり?着いたぞ」
とまりをベッドに深く座らせる。
既に三分の二くらいは眠ってしまったとまりは、俺の服の裾を掴んで離さない。
「ん……」
それどころか掴んだまま引き寄せて、俺を膝の上に座らせようとする。
「ちょっと、おい、とまり。起きてんのか?」
「ん……?」
首を傾げるとまりはどう見ても寝ぼけている。
なのに俺を離そうとしない。
ゆるふわだと言っても、とまりはれっきとした二十七歳の男。
健康体だし、特にか弱いわけでもないとまりに強く掴まれると、無理やり離すのにも力がいる。
「とーまーりー?寝るんだろ?」
抵抗するのにも疲れて素直にとまりの膝の上にすわっ……!
あ、いやごめん。ちょっと動揺しただけ。
こりゃ座れねーわ。
ん?いや、なんでって……。
とまり、勃ってんだもん。
あー……どうしよこれ。
半勃ちだったのが、今まさにむくむくと完全体になりつつある。
正直に話すと、先日とまりのこのベッドで寝てしまった俺は、眠りから目覚めるなりとまりに処女を奪われた。
(作者注:佑太は、自分が寝ている間の性交に全く気付いていません。あくまで、寝てる間に脱がされて、起きるなりインサートされたと思っています。)
おいそこ!笑わない!見えてんぞ!!
……ったく……。
それまでは、お互いの性格から、なんとなくとまりが挿れられる側、つまりネコ、俺は挿れる側、つまりタチのつもりで付き合ってたんだよ。
でも、なかなかうまくいかなくて、関係もなかなか進展しなかったんだけど……とまりの思い付きでタチネコ逆転したら、理性ふっ飛びそうなくらい気持ちよかった。
とまり、ああ見えて絶倫で、俺が疲れて気を失うまで、あらゆる体位でえっちした。
俺が気を失った後もたぶんヤってたっぽい。
おかげで、とまりと俺の仲が一層深まった。
ただ、困ったことが一つ。
気持ち良すぎる。
マジで。
頭が悪くなりそうなくらい、気持ち良かった。
前立腺をとまりのカリ高のアレで抉られるのは脳から何かが垂れ流しになりそうなくらいの悦楽だった。
そんで、キスしながら最奥をがんがん容赦なく突かれるのは、善がり声と涙が出るくらいの快楽だった。
とまりに押し倒された俺は、馬鹿みたいに欲しがって、そしてとまりは充分すぎるほどに悦びをくれた。
何が言いたいかっていうと……察してくれよ。ほら。
言葉を口にするのはちょっと恥ずかしいだろ。
おい!
なんだよそのわざとらしいきょとん顔は!
何のことだかわからない?
ふざけんなコラ。
……。
……。
……。
つ、つまりだな、その……とまりのアレがこうなってんのを見ると、ほら……!分かってくれよ!
だから……とまりの雄をぶち込まれたくて俺のケツがむずむずするんだよっ!
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