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080 僕の欲、全部ぶつけたい:R
「もっとナカ……ぐちょぐちょにし、てッ……うッ」
涙目でねだる紫道 。
あーほんと、かわいいなぁ。
「うん。あと……1分ね」
浴室からベッドに移動して、すぐ挿れて。乳首いじめて、キスして。乳首いじめて。
ゆっくり動いて止めて。
痛くして、イイトコロ突いて止めて。
ゆっくり動いて止めて。
止まったままでいて。
繰り返し。
焦らされた紫道から泣きが入るまで、10分くらい経った? 20分?
エロくオネダリして。でも、ほしい刺激はもらえず。イケないまま。イキたくて仕方なくなる快感は途切れず。
こぼし続けたカウパーで、お漏らししたくらいにペニス濡らして。
腰揺らしても押さえられて。
時々前立腺擦られて、ナカ震わせて。
息荒く。
痛みにも喘ぐ。
思ったより、がんばったね。
すでに何度もイッてて感度爆上がってるはずで、全身性感帯みたくなってるだろうに。
どんなにイキたくても、自分でペニスを握ろうとはしない……すごい、忍耐力? 精神力?
感心。
だけど。
これ以上は、僕もツラ過ぎ。
「ッあ、れいじ……ナカあつ、い……ついてく、れ……はやくッガツンて……」
もどかしい快感に眉を寄せる紫道に、微笑む。
「ほしいの? 何?」
「おま、え……ほしい。おまえのちんぽ、ガンガンして……くれッ」
僕の腕を掴んでる手に、わずかに力がこもる。
「れいじッたの、む……」
「いいよ」
アナルの口付近から一気に、奥まで腸壁を抉る。
「ッあぁう……ッ! んッは、あアアッ……ッ!」
2往復で、紫道のペニスから水っぽい精液が飛び出した。
「やっとイケて気持ちいい?」
「ア……ッ、い……い、れい……じッく、う……ッ!」
屈んで覗き込むと。必死に僕に焦点を合わせるように、紫道の目が泳ぎ。僕の顔に手を伸ばす。
「ほら。ずっといるでしょ。中にも外にも」
紫道の手に頬ずりして、その手をシーツに押しつける。
「ガマンはおしまい。ここからは嫌がってもやめない。バカになるほどイキまくって……あ、意識飛ばないようにがんばってね」
過ぎた快感は脳のキャパオーバーするから、キビシイかな。
でも。
さっき飛んだ時みたいにやめられる自信ないから。
6回は無理でも、最低3回はイクつもりだから。
なんとか気張ってさ。
飛ばずにいて。
正気なくすのはオッケー。
きみの、快楽の世界に……僕がいればオッケー。
「ッひあ、まッ……イ、あッイクッ! あアアッ……!」
間を置かずに、紫道がイッた。ビュクッと出した精液は少しだけ。
アナルの痙攣の中。しこったとこに亀頭をこすりつけて。
「んッ、僕も……ッ」
こらえてた欲を解放する。
「ふ、う……気持ちい、よ」
熱い肉に包まれて、熱いの出す。ほんとイイ。
「アッ……ッやッう、アアア……ッ!」
紫道が背を反らす。
ナカ、ビクビクだ。空イキしたのか。
こうなったらもう、イキっぱモードかな。
遠慮すること、ないじゃん?
閉じない紫道の唇を食み、口内を舐める。触れると反射的に弱々しく絡めてくる舌が健気で……強めに咬んだ。
「ッ……! はぁ、う……ッ」
「ずっとほしがってたもんね。狂わせてあげる」
イッたばっかでも全然余裕。
今の僕のペニスは、萎えるなんて知らない。
上体を起こし、紫道の腰を掴んで。前立腺を突く。速いピストンで。強く。下から突き上げる。
「ひ、やアッ……ま、たクるッ! イク、んッアア……ッッ!」
精液出さずに、またイッた。紫道の身体が跳ねる。
「全部出しちゃいなよ。ザーメンも、潮もオシッコも」
ナカをゆっくり掻き混ぜながら、紫道のペニスを撫でる。
萎えてない。やる気満々。おんなじ。
先っちょを押さえて、尿道口を小指でグリグリ。指は入らないけど、今の紫道の状態なら……ここへの刺激は強烈なはず。
「ッ! ア……ア、そッ! イッアアアッ!」
小さな穴の口を爪で引っかいたら、潮が吹き出した。
かまわず。亀頭部分をつねるようにつまんで揉みしだく。
「くッ! いた、やめッ……ア、れッいじッ……!」
「大丈夫。奥にもあげるから」
腰を入れて、直腸の行き止まりを穿つ。
窄まったここの先、結腸の口も開きたい。でも、さすがに……今日はキツいかな。
傷つけるかもって言ったけど、せいぜい咬み傷とか。爪痕とか。その程度。
あと、もし。理性吹っ飛んじゃって、冷静なSでいられなくなった場合の、警告っていうか。
普段はこんなんじゃないのに。
今日は。
無理させてもいい……って、思った。
僕の欲、全部ぶつけたい……って。
紫道だから、そう思う。
その理由はまだ、深く考えてない。考えられない。
だってさ。
今は、心も身体も欲情優位で。
ほかに気なんか回してらんないよね。
ただでさえ、欲望のコントロールが難しいのに。
何とか焦らしは出来たけど。
もうダメ。
紫道のこときっと、抱き潰しちゃう。
コレ、アレだ。シャワーで。
僕の見てる前でオシッコしようとして。出なくて。
で、イッて漏らして。
その時の、羞恥と恍惚の顔……見たら。脳内スパーク。ゾクゾクどころじゃない。
血が沸騰するくらい、アガったもん!
辱められる男は何人も見て、それなりに興奮したけど。比べものにならない。
紫道はトクベツだ。
抱けば抱くほど、よくなる。
時々欠ける冷静さを保たなきゃ。
セックスに熱くなり過ぎるの、ガキじゃん。
粘膜擦り合って快感貪るのに、深い意味ないでしょ。
そういうの、どうでもよくなる。
「んッあ、うッ……イ、クッ! はなせッ、アアアッ……ッ!」
紫道のペニスから、ピュっと潮。アナルの痙攣は止まらない。
「そろそろ、バックでやろっか」
「うッ! やめッ……ッ!」
ペニスを引き抜く刺激に声を上げる紫道のアナルから、白濁した液がこぼれ垂れる様が目にエロい。
「はぁ、あ……れい、じ……」
僕を乞う、ほしがる表情もエロい。
「四つん這い、して」
手は貸さず。のろのろと身体をひっくり返し、膝立ちで肘をつく紫道を見守る。
「なかッ……イッた、から……」
尻を上げて顔だけ振り向いて、紫道が言う。
「あんまり……激しくする、な」
色気満載の顔で逆方向へのオネダリ……逆効果、じゃない?
「ん。気持ちよくしてあげる」
広角を上げて。尻たぶを広げ、アナルを剥き出しにする。
何度も見られて挿れられてるのに、まだ恥ずかしいのか。バッと下を向く紫道。
「ガマンしないで、イキたいだけイッて。僕も……ガマンしないから」
やわらかい肉の中に、ペニスを挿入。ズブズブと奥まで進み、腰を振る。
「ッん、く……あ、そ……こッ! おく、ふかいッ……!」
「奥、イイ? ずんずんクるでしょ?」
「あッそれ、だ……め、だ……アッあア……ッ!」
ナカがうねる。
腸壁擦られて、最奥突かれると。
衝撃がナカ全体に広がって、前立腺も刺激されて……おかしくなるんだよね。
イッた余韻あるが終わらないとこ快感連射だと、絶頂感が続くイキっぱモードだし。
「ずっとイッてドロドロにとけて、僕のちんぽに狂っていいよ」
バックの角度って、カリで前立腺引っかけられないけど。
その代わり。
奥が突きやすいの。
尻持ち上げなくていいし。
上から下のが重く突けるし。
背後からやるのって……。
ケモノ感あるし!
抱かれるほうも。顔見えない分、獣になって乱れやすいじゃん?
生殖目的ゼロだし。
身長差があるから、キスとか出来ないけどさ。
「ひアッやッ、れッいじ……あ、クるッも……イクッ……!」
紫道の身体がブルブル震える。
アナルから、グチョングチョンて水音。
紫道と僕の快感が、ペニスに絡みつく。
「うん。一緒にイこッ、んん……ッ!」
セーブはナシ。
集まる快感を止めずに弾けさせる。
「ッア、アアッッ……!」
全身を一瞬強張らせて、ドライでイッた紫道の身体が弛緩する。
ナカはビクビクが続いてる。
「まだまだ、だよ」
射精して抜けた力はすぐに戻り、熱いアナルの中を往復する。
紫道の喘ぎが泣き叫びになる。
気持ちイイ! たまんない!
「ッか、れッいじッやめッ……ひッあ、ンッ! またッイッ……ッ!」
声が途切れ。
ナカがビクンビクン。
掴んでる腰がガクガクして。
「れ……ッ」
紫道の頭がシーツに落ちた。
あー飛んじゃったの。
早くない?
今夜もう何度もイッてるけど。
まだまだって言ったじゃん。
飛ばないようにって。
まぁ、いろいろまだ慣れてないから……無理ないか。
でも。
これで終わらす気、ないんだよね。
ペニスを抜いて。
意識のない紫道を仰向けにして、脚を開かせ尻を持ち上げ。
精液で濡れて光るアナルにまた、萎えないペニスを突っ込んだ。
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