4 / 44

第4話(1-4)

翌朝… 「おいつ!起きろ! 俺は帰るぞ!」 昨夜の可愛さはどこへやら、朝から珊瑚に足で蹴られて翔は起床する。 「……え、帰るの?」 「遊びに来てるわけじゃないから忙しいんだよ。腹も減ったし!」 「分かったよー。 ファミレスでもいいなら朝ごはんご馳走するし、凪の家でいーだよね?! 送るから…!もうちょっと一緒にいよ?」 「…一回ヤっただけでカレシ面とか止めてくれる?」 甘えたモードの翔に対して珊瑚の視線は冷たい。 「冷たい…。 フリーならこれを機に発展しよーよ…!」 「無理でしょ…。 ってかノンケのプライドとかねーの?」 「ないです。バイでいーですっ!! ねー、桜撮るんだよねっ? 俺バンドのツアーで北上するから一緒に車乗ってく?」 「あ、それは是非。 お願い。」 「やった!」 「お礼は身体で払うよ。」 「それ…って…!なんか違う…」 「お互いwinwinで良くない? 金払えって言うんじゃないからエンコーじゃないよね? あー、なんて言うんだっけ? …アレだ! "パパ活"?」 「…俺まだ27なんだけど…っ!」 「9とか10個上ってこと…? やっぱパパ活じゃね?(笑)」 End

ともだちにシェアしよう!