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第11話(5-2)※R18
珊瑚が言うと同時にテーブルを挟んでキスをし、何度か角度を変えて舌を絡めると珊瑚の舌ピアスを自身の舌先でなぞる。
そして呼吸の合間に"好き"と告げる翔。
「ふ…っ。ん、62点くらい…かな?」
ギリギリ合格点をもらえたらしい翔は珊瑚を立たせて、唇は離さずに彼に近付き、身体を密着させながらも器用に服を脱がしていく…!
「待て。
ヤるならシャワー…っ!」
珊瑚が両手で顔を押し退けて抗議するが、スイッチの入った翔はそのまま珊瑚を床に押し倒した。
「ちょっとマジで…っ!一回待てって!(苦笑)
…平九郎っ!」
珊瑚が紅葉の声を真似して平九郎を呼べばすぐに駆け寄ってくる。
珊瑚の頬をペロペロ舐める平九郎…。
「ほら、やっぱり似てる。」
珊瑚は二匹の頭を撫でると翔の下から抜け出し、バスルームへ向かった。
「俺先ね。
お前も歯磨いて、シャワー浴びたらコレでヤってやるよ。」
そう言って舌ピアスを見せるとニヤリと笑った。
「マジっ?! サイコー!堕天使さまっ!!」
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「分かったからっ!
部屋まで待てって!
盛りすぎっ!!(笑)」
シャワーを終えてソファーで寛ぐ珊瑚に抱き付き、キスをして離れない翔。
珊瑚が肩にかけたバスタオルやジーパンを脱がしながら2人は階段を上がっていく。
勢いのままシックスナインに流れれば、先に根をあげたのは翔だった。
「無理無理無理っ!
やべーよ、その凶器っ!!
使い方合ってんのっ?!」
「ふっ、キモチーでしょ?
イっていーよ?」
「前から巧いし、そんなん使われたらマジ瞬殺なんだけど…っ!!(苦笑)」
そのまま果てる翔のものを口の中から吐き出しながら後ろへ手を伸ばそうとする珊瑚…
「あ、ちょっと!
違うって!!」
「あっ?!
しばらくお前が下でいいって話だったじゃん。」
4ヶ月前の約束を忘れていないらしい。
「いや、俺が抱きたい。
珊瑚の方が才能あるからお前が下だよ。」
「才能ってなんだよっ!
俺だって挿れたい…っ!!」
「俺は指で…前立腺しなきゃイケないけど、珊瑚はフツーに後ろでイケんじゃん!
それにいいものあるからっ!任せてっ!」
"ちょっと待ってね~"といつの間にか部屋に置かれていた翔の荷物の中からローションやタオル、ゴム、そして見慣れない形状の筒?が出てきた。
「ナニ…?
変なクスリとかならやだよ?」
「違うって!そんなもん持ってないよ。
ふふっ!これは日本の最先端テクノロジー!ここにローション入れて、珊瑚のコレ挿れてみなよ。超気持ちいいよっ」
「……お前が使えば?」
怪しむ珊瑚は渡された筒を翔に突き返す。
「俺はもう実証済み!
けっこう良かったよー。
あ、それは新しいの、珊瑚用の新品だよ。」
「こんなんもらっても嬉しくねーよ…」
「そんなこと言わずに…!」
口で珊瑚のをしてから気がそれているうちに"TENGA"の書かれた筒を装着する。
「ハッ…!なっ…!!てめぇっ!」
「キモチーイ?」
上下に動かしてやるとキレイな顔が歪む。
どうやら気持ちいいらしい。
「可愛い。ね、これ持っててあげるから腰振ってみてよ。」
向かい合って珊瑚を支えながらキスをして動くように言う翔。
ゆっくり動かして続きを焦らすと、珊瑚が舌打ちをして動き始める。
「ヤッバイ…!
エロっ!」
珊瑚の痴態に興奮した翔はバックの体勢から珊瑚の後ろを慣らしていく。
「あっ! そこ、やめっ…!!」
「…キツいね。
ここ…させてないの?」
「…基本抱かれたいやつのが多いし…!
それに…っ」
「なに?」
「あんたが…!
あんな風に抱くから、だろ…っ!」
そう言われて堪らなくなる翔。
大事に愛を伝えながら彼を抱いた成果が出ていたらしい。
一先ずキツそうな珊瑚を前立腺と前のオナホでイカせる。
それから涙声の珊瑚を正面から抱き締める。
用済みのオモチャは床に投げ捨てて、珊瑚の後ろにゴムをつけた自身を宛がう。
「マジで好き。
愛してる。これからは俺だけの天使でいてね。」
「あ…っー!!」
イった直後で力の入らない珊瑚の中に突き入れる翔。
「は…っ! ちょ、しょっぱなから激し…いって!」
「本気で禁欲頑張ったんだからね!
ちゃんと4ヶ月分、回収させてね?」
「お前ほんとにアラサーかよ…っ!
ぅあっ! ぁ、ーっ!」
ヤバいヤツに惚れられたものだと思いながらも、珊瑚は翔の腕の中にようやく自分の居場所を見付けたように感じたのだった。
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