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第21話(9-1)※R18

翔が珊瑚の実家で兄弟たちと暮らして7日目… 祖父母が1週間のヨーロッパ旅行から帰宅した。 陽気な彼等はこどもたちへたくさんのお土産を手にどこの国のどんな料理が美味しかったなど、和やかに話を続けていた。 日本からのお土産にも喜んでくれて、甚平を着たこどもたちを見るとまるでお祭り騒ぎだった。 翔もドイツビールをご馳走になり、珊瑚もこの国では酒が飲める年齢なので何度も一緒に乾杯をした。 3日後には帰国する翔に「少しだけになるけど、珊瑚と2人で出掛けたら?」とアドバイスをもらい、祖父母も旅の疲れがあるだろうからと、明日はみんなで過ごすことに決めた。 そして明後日、珊瑚は翔を見送りがてら2人でデートへ出掛けることになった。 翌日はみんなでパーティー! やっと懐いてくれたこどもたちは翔が明日出ていってしまうと分かるとすごく寂しがってくれた。 その夜、翔はフィン、アッシュ、サチと一緒のベッドでぎゅうぎゅうになって眠った。(珊瑚はすぐ戻るのでフィンたちの部屋で就寝) 翌日の別れ際にみんなと順番にハグを交わす翔… 1人ずつ手紙も書いてくれていて、ドイツ語も英語も読めない翔のためにアビーは翻訳まで書いてくれていた。 翔は感動で号泣…まさに男泣きだった。 祖父母に笑われながらも最後は笑顔で手を振り、別れを告げる。 「みんなイイコたちだった…。」 お金をかける贅沢や、血の繋がりよりも大切なものを実感した翔。 「言葉分からないのに弟たちといっぱいコミュニケーションとってくれてサンキュ…。 あんたの明るさにみんな惹かれてたよ。 で、どこ行きたい?」 「ありがと。 テキトーに何か食って、早くホテル行こ。」 「そんなにヤりたいの…?(苦笑)」 吹き出す珊瑚に言い訳をする翔は、本当に9個も年上なのかと思うくらいだった。 「だって時間ねーし…っ! 全然ヤってないし…っ! え、ダメ? 観光より俺的にはそっちの方が大事なんだけど…!」 「…いーよ。 とりあえず乗り換え便利なとこ移動しながら空いてるホテル探すから。」 珊瑚に任せて、電車を乗り継ぎ、途中で食事をとってから飲み物や軽食を買い込みホテルに籠る。 交代でシャワーを済ませ、窓の外を眺めている珊瑚を抱き締める翔。 「今日は俺が上でいーよね?」 「ん。いーよ…。 先に俺のことをこの口でイカせられたらね?」 難易度高めの条件付きOKに翔は一瞬固まりながらも気合いとやる気を見せた。 シックスナインで絡み合う2人… 「ハ…ッ!! ヤ、バイ…っ! ちょ、手加減してよ…! 舌ピ使うの反則っ!」 「ふ…っ!」 余裕綽々の珊瑚と追い詰められていく翔… 翔はローションを指に馴染ませて珊瑚の後ろを解しにかかることにした。 「…っ!! いきなり触んなよ…っ!」 「あ、ごめん…。 中…やわらかいね? 自分でしたの?」 「お前がいきなり突っ込むとか無茶したらヤベーからな…っ!」 「そんなことしないよ…(苦笑)」 ゆっくり、優しく狭い中を指で拡げながら進むと次第に珊瑚の愛撫が止まり、口から翔のモノから離すと控えめな喘ぎが聞こえてくる。 「は…っ、ぁ……っ!」 「気持ちイイ? もっと声出していーのに…!」 「うるせ…っ!」 悪態をつきながら可愛い反応を見せてくれる恋人に夢中になる翔…

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