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御宅訪問 お邪魔しま~す 7
な、何でキスなんかされているんだ、どうしてイヤだと言えないんだ? それは好意に近い感情を持っているから? まさか。
俺がおとなしくしているのはすべてを承知した証とでも思ったのか、聖爾は熱く舌を絡めたまま俺の身体をソファに横たえると、Tシャツの中に右手を入れてきた。
長い指が素肌に触れたとたんに背筋がゾクゾクする。唇から離れた舌は首筋へ、そして肌の上をさまよっていた指は次に小さな突起をつまみ、その刺激に耐えられなくなった俺は恥ずかしい声を出してしまった。
「感じるでしょ? 誰もいないんだし、もっと大きな声を出してもいいんだよ」
「や、やだ、そんな真似、絶対……」
言葉とは裏腹に全身性感帯と化してしまった俺、もうどこを触られても爆発しそうなのに、シャツをまくり上げた彼は「美佐緒さんの身体、何度も夢に見たけど、想像していた以上に白くてキレイだね。特にここ……」と言ってピンクの小粒をさんざんいじくったあと「いただきます」と口に含みやがった。
「あっ、あんっ、や、やめ……」
身をよじって抵抗する俺だけど、傍目には嬌声を上げているように見えるかも。自分でも嫌がっているのか何なのかわからなくなってきた。もしかして喜んでいる? マジ?
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