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第一章・8
「大丈夫? 沖くん」
「ゆ、結城くん!?」
なぜ、ここに!?
だが白穂の口をついて出た言葉は、とんでもないことだった。
「結城くん、お願い! 僕を、僕を抱いて!」
「沖くん」
「あぁ、もう我慢できない! 頼むよ、僕、発情しちゃったんだ!」
それを聞いた希は、石膏の彫像に掛けられていた大きな布をばさりと外した。
布を床に無造作に放ると、白穂をその上へいざなった。
「結城くん。結城、くぅん……ッ!」
「解ってる。何も心配いらないよ。さぁ」
制服のスラックスを脱いだ白穂の後ろに、希の指が入れられた。
「んぁあ! き、気持ち、悦いぃ!」
「体液で充分濡れてるね。このままでもよさそうだ」
ローションの必要がないほど、白穂の蕾は潤っていた。
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