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第2話
寝室へと連れられるとそのままベッドへと寝かされた。
いきなりなんだと抵抗すると、軽く抑えつけられ、文句を言おうとしたら拓真の唇によって塞がれた。
「ふっ…ん、ちゅ…」
隙をみてぬるりと入り込んできた舌が咥内を好きに動く。舌を絡められ軽く吸われると甘い痺れがジン、と走る。
やっぱ拓真のキス気持ち…
抵抗したいのに蕩けるようなキスによってだんだんぼんやりしてくる。
顎の裏を舐められ、舌をジュっ吸われればと気持ちよくて、思わず自分からもっとと求めてしまう。
「んっ…!ちょっ、拓真いきなりっ…」
抵抗が弱まった隙をみて拓真が下着を脱がしてくる。まだやわらかいそこをやわやわと揉まれれば少しずつ芯を持ち始めた。
「拓真、やだっ、やめろよ…」
ベッドに連れられいきなりの行為に戸惑う。それにまだ例の件について許したわけではない。拓真の肩を押すが、先端をくりくりと弄られれば身体から力が抜けてしまう。
拓真はお構いなしに早急に後ろにも手を伸ばし寝室に常備してあるローションを使って指をつぷり、と侵入させてきた。連日拓真を受け入れている後孔は指一本をなんなく受け入れる。
グチュグチュと中を探られ余裕ができるとすぐに二本目が追加される。左右に拡げる動きをされると後ろからクプクプと音がなった。
「んっ…やだ、やだってばぁ…」
「はー、翔かわい、ホントはすぐ挿れたいけど今日は我慢ね」
そう言って指を引き抜き額にキスを落としてくると、ベッド下をなにやらゴソゴソと探り始めた。
こそりと手元を覗くとそこには例の段ボールが置かれている。
「はじめてだし、やっぱこれかな」
取り出したピンクのローターを微笑みながら見せつけてくる。傍から見たら爽やか王子様のスマイルだが、俺からすれば悪魔の微笑みだった。
卵型のそれにはコードが繋がり、なにやら切り替え式のスイッチがついている。
「拓真、おまえまさか、それ俺に使う気じゃ…」
「ん?さっきも言ったけど、当然翔に使うに決まってんじゃん。ほらこれ振動パターンが変えられるタイプなんだよ、翔はどれが好きかな」
よっ、と腰を引かれて仰向けにされれば、パカリと脚を開かれてしまった。そこに拓真が身体を入れてきて閉じることは許されなくなってしまう。
ヒタリと当てられた異物に身体が強張るが再び前を弄られれば慣れた身体からは悔しいが簡単に力が抜ける。そのまま拓真の長い指によってローターは中へと押し込まれてしまった。
「やだぁ、抜いて…」
「まだ挿れたばっかでしょ、これからだって」
ここらへんかなと中を探られ位置を調整される。俺より俺のイイトコロを知り尽くした拓真の指は的確にその場所へとローターを導く。
「ここ、翔が気持ちよくなっちゃうところだよね」
ぷくりとしたしこりをぐっと押されれば、ふやけた声が漏れる。まだ前はおざなりにか弄られていないのにいつの間にか先端からは雫が溢れていた。
「やぁ…そこいじるなぁ」
「ん?じゃあ、いじるのやめるね」
潔く抜けていく指に、逆に嫌な予感がする。訝しげに拓真を見上げるとそれはそれは楽しそうな笑顔を向けてきた。中に残されたローターと手元のスイッチでその予感が的中したことを察し青褪める。
「拓真おねがい、ちょっと待ってってば、」
「よし、まずはパターン1からね」
「へっ…?って、あああぁっんん♡」
カチッというスイッチ音と共に中のローターがブブブッと断続的に振動を始める。的確にイイトコロにセットされたローターによって与えられる刺激にビクビクと身体が痙攣する。
「うわ、想像以上にエロいな、、。お尻からコード出てるのも、お腹から振動音聞こえるのもエロすぎ」
イイトコロを断続に刺激される感覚は強烈で、初めて機械から与えられる快感が怖くて、ギュと拓真にしがみついた。
身体を丸めてビクビク感じていると優しく抱きしめられ、額にキスされる。トロトロと雫を溢す前をゆるく扱かれると甘い声が漏れてしまう。
「はじめからこんな感じちゃって、翔はえっちだね」
「あっ♡そんなことなっ…まぇ、前さわるなぁ♡」
ドロドロに濡れた前を今度は強く扱かれる。右手で幹の部分を擦りながら、左手で袋をやわやわと揉みこまれれば嬌声が切羽詰まったものに変化してきた。意識していないのに腰がゆらゆらと揺れてしまう。
「だめぇ、もっイっちゃう、イっちゃうからぁ…」
「いいよ、一回イっちゃいな」
そう言って拓真は右手の速度をあげ、袋を弄っていた左手を先端に移動させ手のひらでクルクルと刺激を与える。ローターによる初めての刺激とイイトコロを知り尽くした手管で弄られれば翔が達するのも時間の問題だった。
「はぁん♡だめ、イクっ、、あっ♡やっ、ぁあんん♡」
一際高い嬌声をあげ拓真の手のひらにビュっと白濁を溢す。その最中も促すように幹を扱かれ全てを吐き出した。
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