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付き合ってるの? 2
「……え?……そうじゃないの?」
「…やっぱり。でも、まあ、お前きっと勘違いしてんだろな…とか少し、気が付いてた。だから、それを利用してたのもあるよ」
え──‐・・・
それって、どういうこと?
「よく分からないよ…」
「…こういう事だよ。」
大輝は再びキスをしてきた。今度は息がつけないほどの激しいキスだった。
"……ダメ!"
頭がボーッっとなってきちゃうよ。
これは……これは、きっと、息がつけないからなんだろうか?
くらっときて、倒れそうになる、その腰をそのまま大輝は支えてくれていた。
やっとキスから開放されると大輝が
「はっきり言わないとわからない??じゃ、言うよ。俺は、お前が好きだよ……だから、ユウも言ってよ」
そんなことを言う。言われた僕の顔はよく熟れたトマトよりもりんごよりもきっと……赤くなっていると思う……顔が熱い。僕は上ずったような声をやっと出す。
「……好き……」
それを聞いた大輝は、ものすごく嬉しそうなキラッキラの顔をして、再び僕にキスをしてきた。
「…すごく大事だったから、すぐには手出さなかったよ。だって、お前、身体弱いし、ぶっ倒れたら困るし」
「……すぐに手を出さないって……どういう…」
「いや、俺は、いつも当日中だし…」
当日中って…。
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