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付き合ってるの? 3
「……だから、俺、すごくがまんしてたんだよ。このまま、襲いたいよ。ってか襲っていい?」
ここで…って、襲うというのは……え。まてまてまて──…。
俺は、ぶるぶるぶると、首を振った。
こんなところで、なんて───。
「いやだよ。やめて」
「急には止まんないよ」
大輝は、思い切り僕を抱き締めた。
そのまま、静かに足下のマットに押し倒される形になった。
「いや、やめて…こんな埃っぽいとこで、そんな事したら…、咳出るし、それに…」
首筋にキスをされる。
「…大輝…やめ……マジで、投げ飛ばすよ……」
ホントはこんなに密着されたら投げる事もできない。
杉浦を投げられたのはアレは相手が勢いがあったから出来た事であって、こんなに、優しくそっとこられたら、無理だし、体重を掛けられている今じゃ圧倒的に大輝の方が力も強いし、身動きだってとれない。だから……。
だから、大輝がこれ以上なにかしたら、俺はきっとこのまま落ちるだろう。
でも、大輝はフッと力を抜いてくれた。
「わかったよ。無理じいはしない。また咳が酷くなって大変になられても困るし……じゃ、代わりに、もっとちゃんとしたとこで続きをやろう」
……続きって??
ちゃんとしたとこって??
聞き返そうと思ったら、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴ってしまった。
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