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繋がる
…
………
…………
僕は、
大輝と
最後までしてしまったんだ。
その事が、ずっとずっとアタマの中でぐるんぐるんしていた。
家に帰ってからも、僕はそのまま自分の部屋に籠って、今日は一体どんな日なんだろう?
って何度も何度もつぶやいていた。
大輝は帰りは送ってくれた。だけど大輝と何を話したのかどうしたのかわからない。
覚えていたのは……。
だまりこくっている俺を見かねて大輝はしきりと僕の身体を心配していた。だけど、僕の処理能力を超えていっぱいいっぱいで
"大丈夫だよ……"
って生返事をして、ただにこにこ微笑んでいた。
なんだかふわふわの綿の上に歩いているみたいだった。リアルがリアルじゃないみたい。
きっとこれは夢?とか何度も思っていたから。
次の日の朝。
なんだかものすごくぐっすり寝てしまったみたいで、すっきりと起きる事が出来た。よく寝られたのは色々あって疲れてしまったんだろうかと思う。
大輝が、約束通り迎えにきてくれた。
正直、大輝にどういって顔を合わせていいのかも分からなかったし、恥ずかしかった。だけど、"おはよう!"と明るく言う大輝を見るとやっぱり嬉しくなって僕も明るく
「おはよう」
と言う事が出来た。そこから、学校へ向って2人で歩いた。
「……なんだか恋人同士みたいだ・・・」
思わず僕が呟くと
「いや、そうでしょ?」
大輝が何言っているのという風に返事をした。
「そうなんだけど」
「まだわかってない?」
大輝はいきなり、僕の腕を掴むとそのまま路地裏に入って行ってからギュっと抱きしめてきた。
「こうしないとわからない?」
そう言って軽くキスをしてきた。また、僕の顔が熱くなって・・
「……んっ」
掠れて出る声。
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