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正夢・上(R-18)
ピチャピチャと耳に響く快楽へ誘 う音。
間接照明に映し出された影は特異な形をしていた。
「……んっ、……あるっ」
風来は、期待に瞳を震わせながらアルバンを見つめた。
「何、風来?」
アルバンは、風来の後蕾へ舌を這わせながら風来を見つめ返す。
その視線に、風来の血液がゾクゾクと体中を巡る。
あぁ、何て美しいんだろう。
風来が感嘆し心ときめかせている様子に、天使のような顔が妖艶に微笑む。
アルバンからの愛の告白に、風来は夢の中と同じ言葉で応 えた。
風来の言葉を耳にしたアルバンは、そのまま風来をベッドへ倒しキスの雨を降らした。
最初は嬉しそうに風来の顔にキスをしていたアルバンだったが、流れるように風来の服を脱がせ自身の服も脱ぐと、いつの間にか風来の体中に色を含むキスをしていた。
夢の中で快楽を覚え込まされた風来の身体は、すぐさま反応を示す。
肌は粟立ち、胸の頂 は硬く尖る。
中心がゆるりと起ち上がれば、その後ろの蕾はひくひくと収縮。
風来は自ら腰を擦り付け、アルバンに乞うた。
もっと愛してくれ、と。
「アル……欲しぃ……」
その言葉を聞いたアルバンは、十分すぎるほど愛でた後蕾から舌を離し、折り曲げるよう抱えていた風来の身体をゆっくり元に戻した。
「風来が欲しいのは、コレ?」
アルバンは風来に視線を合わせると、自身のモノを軽くシゴいてみせた。
美しい顔に似合わないほど大きく使い込まれたソレに、風来は目を見開き思わず唾を飲み込む。
「コレを、どこに欲しいの?」
アルバンの問いかけに、風来は大きく呼吸をして背中で上へずり上がり、ぱかりと大きく脚を開く。
開いた脚の真ん中には、風来のモノが上を向いて蜜を垂らし、その下方に、アルバンによって丁寧に舐められた風来の後蕾が、テラテラと濡れ卑猥に彼を誘 う。
「こ、ここに……」
何度も見た夢の中で学習した風来は、顔を背けながらも、駄目押しにとばかりに両手で自ら後蕾を広げた。
「素直な風来は、大好きだよ」
アルバンは顔を綻ばせ、手にしていたスキンを手慣れた様子で自身のモノに被せる。
他方、彼に視線を戻していた風来は、上 せる頭にハテナを浮かべながら見つめる。
アルバンは何故ゴムをつけているのか、と。
そう、夢の中では彼はいつもスキンは着けていなかった。
一度自身のモノを入れてしまえば、執着を見せるように、ただただ風来を求めて激しく抱いていた。
不思議そうな風来に気付いたアルバンは、ゆったりと含みのある笑みを浮かべた。
「今は現実だからね?」
その言葉が余計に風来を混乱させた。
あの夢を見ている俺だけなのに、何故アルバンが、さも知っているかのような口振りで答えたのか。
ただその混乱も、アルバンの侵入によって一瞬で塵に消える。
「ッ!!」
アルバンがいっきに腰を進めれば、風来の蕾が嬉々としてそれを飲み込み、屹立からはどろどろと白濁が溢れた。
今度はアルバンが唾を飲み込んだ。
「はぁっ……なんて美しいんだ……」
陶酔したアルバンは、溢れ出た風来の白濁をひとすくいし、ぺろりと舐める。
「風来の味……」
ぽそりと呟くと同時に、アルバンは腰を動かし始めた。
「あ"っ、あ"っ」
慣れた腰つきで風来の前立腺を突けば、合わせるように風来の中がアルバンのモノをきゅうきゅうと締め付ける。
「っん!風来っ……イ、イトコ、当たって、る?」
「あ、う……、ぁ、る」
がくんがくんと頷きながら風来はアルバンに向かって両手を伸ばす。
必死に自分を求める姿に、アルバンは喜んで風来を抱きしめた。
「ア、ッ……ルッ」
風来は悦びのあまり、ぎゅっとしがみつきアルバンの背中に爪を立てる。
夢の中では感じなかったアルバンの体温に、風来の心は満たされた。
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