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正夢・下(R-18)

苦しそうに息を切らす風来と、リズミカルに腰を打ち付けるアルバン。 二人の体液が滲みたシーツはぐしゃぐしゃ。 ベットの周りには口を縛ったスキンが幾つも散らばっていた。 「ハッ、ハッ……ンッ。アッル……も、む、りッ」 風来がアルバンを受け入れてから数時間。 すでに日は変わっていた。 自分が何度イッたか分からないほどアルバンに愛でられた風来。 力の入らない四肢と出すものが無くなった中心は、彼の動きになすがまま揺れている。 「ハァ……ハァ……、ふうら……俺の、風来……」 方やアルバンは、そんな風来などお構い無しに、狂ったように風来を愛し続けている。 3回ほどイッているにも関わらず、彼のモノは萎えることなく、今も風来の中に傍若無人に居座っている。 「いッ、ゃ……もッ、やめろっ!!」 辛いほど苦しい快感に、風来は悲鳴に近い声を上げた。 「ふうら?」 流石のアルバンも、腰の動きを止めた。 「どうしたの、風来?」 いやいやと子どものように首を振る風来に、アルバンはチュッチュッとあやすようにキスをする。 「も、嫌だ」 「えっ?」 「もぅっ、気持ちいいのはやだっ!」 風来は泣き叫びながら、火事場の馬鹿力よろしく、手足をバタつかせた。 夢の中では大抵1回で済んでいた交わり。 しかも夢の中なので身体的に疲労することはなかった。 しかし現実はそうではなかった。 心を通わせてする現実での行為は、とてつもなく気持ち良かったが、体力の消耗もとてつもなかった。 加えて、後ろでアルバンを感じる悦楽も夢の中以上だった。 何度もくり返される情交に、風来は心身共に限界だった。 「気持ちい、い……気持ちいいの、風来?」 「気持ちいいよっ!気持ちいいから辛いっ!だから、もうしたくないっ!」 風来の拒絶の言葉に、一瞬、アルバンは顔を強張らせたが、その理由が快感から起因していると言われ、逆に自身のモノを大きくした。 「なっ、何デカくっ、してんだよ!?抜け、抜けよ!!」 腹の中で感じた膨張に、風来は剣呑(けんのん)な表情で声を荒げる。 「本当、現実の風来は……素直だ」 風来に聞こえない声で呟き、アルバンは妖艶に笑う。 「……ア、ル?」 ガラリとアルバンの雰囲気が変わり、風来の肌がゾクリと粟立つ。 恐怖からか、それとも狂喜からか。 風来の変化がアルバンにも伝わったのだろう。 彼は繋がったまま抱きかかえるようにして風来を起き上がらせたかと思うと、そのまま抱きかかえた手を緩めた。 「あ"っ?!」 重力により、風来の後蕾により一層深く刺さったアルバンの屹立は、その奥の蕾にまで侵入していく。 「っが、あ"、あ"……」 あまりの衝撃に、風来は目を見開き潰れた声を吐く。 「ハッ、ハハッ……凄い、凄いよ!!」 先ほどまでと違う吸いつきに、アルバンは思わず下からの腰を突き上げた。 「ッ!?まっ、で!!」 何もかもに追いついていない風来は、腰を浮かせ未知の感覚から逃げようとした。 しかし、アルバンがそれを許さない。 「あ"うっ!」 ガシリと風来の腰を掴み、力強いピストン運動を始めた。 「はっ、あっ、あっ」 急に激しくなった突き上げに、風来は後ろ倒れまいと無意識にアルバンの首にしがみついた。 それに気を良くしたアルバンは、自身の気持ち良さも相まって、一層強く執拗に風来の最奥を抉る。 「いいねっ、気持ち、いっいね、風来!」 「ハァ、ア、ア、ア……」 肌がぶつかり合う音と結合部の卑猥な音が、二人の感度を高めていく。 ふとアルバンは、目の前に差し出された風来の胸飾りに気づいた。 汗でしっとりと濡れ、誘うように上下している。 「……Exzellent」 舌舐めずりをひとつ。 アルバンはがぶりと風来の乳首に噛みつき、ちゅうぅぅと吸い上げた。 「ア"ッ、ア"ッ、アーーーっ!!」 脳天を突き抜けるような痺れに、風来はブラックアウトした。

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