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第3話

 シオさんは明るめの茶髪に褐色の肌。チャラい感じの外見で、見た目通りにノリがいい。  片やリョウさんは、はしゃいだところはないけれど、話すと面白いし大人っぽいところに憧れてしまう。  なんたって二人とも格好いいし、服のセンスはいいし、香水のいい匂いまでして、初対面から緊張しっぱなしだった。  お洒落と縁遠い俺は二人と並ぶと野暮ったい。それに顔も取り立てて褒められるようなところもなく、全体的に地味だった。  恵兎だって男とは思えないくらい可愛い顔をしているから、三人が並んでいると場違いに感じてしまうほどだ。  だけど、三人とも俺を歓迎してくれていて、そのおかげで愉しい飲み会になっている。

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