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第19話
「や、だめ……それ……」
「可愛いな……お前の声、結構スキ」
「あ……」
好きと言われて一層声が甘く響いた。そんなこと言われて喜んでいいのかも分からないのに、快楽に囚われた身体はもういうことを聞かない。
イきたい……
声にならなかったはずなのに、シオさんがニヤリと笑う。
「ちょっと我慢な」
「あっ!」
裏側の敏感な場所を擦られた。指よりもっと体温の高いものが擦れて、下腹が疼いた。まだと言われて必死にこらえていると、擦りあう動きが大きくなる。
視線を落とすとシオさんの雄と纏めて握られているのが見えた。大きな手でひとつかみにされ、シオさんが腰を揺らす度にごりごりと擦れ合う。
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