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 赤い頬を体液で濡らしたショーゴがとびきり面白いオネダリをするから、俺は久しぶりに爆笑してしまった。  腹の中ガン突きされながらなに言ってんの? ご利益ねぇよ? 俺の視線。  いろんな汁でぐちゃぐちゃの顔で、泣きながら俺に向かって両腕を伸ばすショーゴの渾身のギャグ。最高! うぜぇわ。  汗でぬるぬるとヌメるショーゴの肌が心地いい気がする。  ショーゴの腹の上に水たまりになっている精液をにちゃにちゃとかき混ぜながら、くくくと喉を鳴らした。 「くくっ、あははっ。かわいいぜ、そーゆーとこ。セックスコメディアンショーゴちゃんのギャグ」 「ンんっ……! ん、っ、ふぅ……ん……っ」  テンションが上がってしまった俺は、ニヤニヤとヤニ下がった表情でショーゴの唇にチュゥ、と吸ついく。  しかし呼吸困難気味なショーゴは、突然キスをされたってまともにノッてはくれない。おもんねー、ははは。  かわいがるってこうだと思うんだけど違ぇの? なんで? わかんない。  理解が及ばないのでやめるわけがなく、俺はショーゴの唇を味わい尽くす。  ぬるりと舌を差し込んで、喉の奥も、歯の一本一本も、下顎のひだひだも、上顎の凹凸も、全部を丁寧に舐めた。 「ん、んぁ、うぁ……っ」  甘い声。口の中、感じてんのな。  じゃ、これで手打ちだ。  舐めたあとはおよび腰な舌を絡め取り、じゅるりと吸いついて俺の口内に招き、味のなくなったガムを弄ぶようににちゃにちゃと甘噛みを繰り返した。  ひらきっぱなしのショーゴの口から、喘ぎ声と一緒に唾液がだらだら流れていく。  ふと視線がかち合う。  透明でキレイな目玉が、泣きながら情けなく俺を見つめた。うん? イキたそうね。俺が握ってっからイケねーのよな。  カワイソウなショーゴ。  キレイでかわいい。  俺のセフレはみんなキレイでかわいい、チョウチョのようなやつら。  見た目の話じゃないのよ。  心の話。神聖だろ?  じゅぷじゅぷとかき混ぜる結合部から泡立った粘液が流れて、シーツを淫猥に汚す。  内壁を擦り上げながら腰を引いて深く埋め込むと、握ったショーゴの肉棒はドクッと脈打って、苦しそうに震えた。 「ん…あ、ふぁ……っ」  チュク、と吸いついてから口内から引き抜き、ようやくショーゴの舌を解放してやる。  泣きながら、ふやけている。幸せそうなのに、泣いてやがる。ばかみてえなの。  バーカバーカ。精液出させてやんね。 「んあ、あ、咲、イカせ、てぇ……っはっ……もう無理、無理だ、我慢、あ、あぁ、っれ、へきな……っひ、い、イカせて……っふ、イキたい、出した、い……っ」 「ふ……っくく、グズグズじゃねぇの」  ぷっと笑った。  へぇ、寸止めされて口ん中ベロベロにされっと、出すことしか考えらんねぇんだ。

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