10 / 306
08※
弱い部分を強く擦りあげられても尿道をせき止められてイけず、なりふり構わず懇願するショーゴ。
むせ返るような体液の香りに脳をやられて毒されている。
「んーどうしよっか、ねえっ」
「ゔぃ……っ! ひっ、イキたい、イきたっ、あっ、やっ、握るのっ……っつ、強くしたらそここっ壊れるから……っ」
「壊れんの? マジで?」
「壊れるぅ……っら、咲、イカせてくれ、お願、いだ……っ頼むから離して、っんぁ……っああ、痛、ゔぅぅぅ……っ」
「あっはは、いいぜ、うん。イカせてやるよ。その代わりっ、頭壊れたショーゴが見てみたいから、今度壊れろなっ? ははっ、ヤクソクね」
「ンンッ…! ンッ、ン゛〜〜……ッ!」
焦ったようなショーゴの口ごたえが言い切られる前に、俺はいっそう激しく腰を振ってショーゴの中に強く熱の塊を打ちつけた。
死にそうな悲鳴が部屋に響いて空回るけど、こうしろって言ったのはショーゴだぜ。俺やっさしい。
握っていたショーゴのモノを離してグリュグリュと親指の腹で尿道口をこねくり回しながら、ごしゅごしゅ激しくしごいてやる。
ほーら前立腺と中のどんつきとヌルヌル先っぽの同時責めだよ〜。
はは、気ぃ狂いそうなくらい感じてら。
みじめに掠れた断末魔と快楽で焼けこげた汗まみれのカラダ晒してとっととイケよ。
「はあぁぁ……っあぁ……っあ〜……っ咲、咲、っきだ、大好きだ……っあっふ……あ、愛してるっ、愛してる咲ぃ……っ」
「あぁん? は、なに。いらねぇって、リップサービスなんか、別に」
「でも俺、ふっ、愛してるん、だ……っはぇっ、は、ヒっ、ヒィ……っ」
そんな気分で嬲っていたところ、絶頂寸前で全身のたうちながらも逃げないショーゴが懲りずにふざけるから、俺は笑ったまま小首を傾げた。
あっはは、つまんねーよ。
ショーゴは馬鹿だなぁ。そのギャグもテンドン激しいし。愛してるとか好きだとか、そんなもん一番理解できない。
「ククク、ゲロぶちまけられたくなきゃ黙って中締めてろ。無自覚ビッチが」
「ぅく、ぁ、あっ、さき、咲イク、でる……っイク、咲、さっ、っぁ──……っ!」
「は、ん……ふ、っ」
泣きながらまとまりなくくだらないなにかを訴えていたショーゴが、ビクンッと一際大きく身震いして絶頂した。
ぎゅうぎゅうと収縮する襞のうねりに刺激されると、流石にもたず、俺は少し遅れてショーゴの中にドクドクと無為な精液を注ぎ込む。
俺の精子もショーゴの精子もどっちも哀れだ。無駄な時間。世界終わってる。
自分の精液で白くぬめったショーゴの腹でぬるぬると遊びながら、解放の余韻に浸る。
俺の手が腹筋をなでるたびにぴくん、ぴくん、と小さく痙攣を繰り返すショーゴは、うつろな瞳でぼんやりと俺を見ていた。
どういう視線ですかね。
首を傾げて笑いかけると、ショーゴはスローで瞬きをひとつ。
優秀な腹の深くに出し終わると、どっと疲れが出てきた。
ふああ、とあくびをまた落とす。
眠いなあ。泥になりてぇよ。うふふ。どろんこ遊びも乙なもんで。
ともだちにシェアしよう!