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 現実の俺は、タツキの身体をセックスドール扱いしてストレス発散担当で。  カチャ、とベルトを外し、前をくつろげて下着から萎えた陰茎を取り出す。  俺の息子は親に似て反応薄いのよ。直接刺激しないと勃たない。  左手で尻ポケットから出したスマホを弄って暇をつぶしつつ、事務的に扱いてそこそこ勃起させた。  いつもはしゃぶってもらうか素股か弄らせるかまぁなんかさせるけど、オナホ、じゃねーや今のタツキはそんなことしてくんねーかんね。  人と物の差なんかあんまないのよ。  俺にとっては。  なんかごちゃごちゃと絡んでくるのが人で、黙ってるのが物。的な。  意味のないことを考えつつ溜まっていたメッセージを気まぐれに返してから、色白の引き締まった長い足をグイッと抱えて自分の肩に乗せる。 「挿れんぞー」 「っ……は…ん、……ぁっ……」  先端を宛てがい、前戯も愛撫も特になくズブッ、と突っ込んだ。  腕を咥えていたタツキの中は特に抵抗せず俺の屹立をすんなり受け入れ、根元まで呑み込み、溶けたバターのようにトロリと絡みつく襞がうまそうにしゃぶりついてくる。  そらそうか。  ローションと腸液でドロッドロだし。てかむしろにゅるにゅる?  意識がない上に拡張後なので、柔らかいだけで締まりのない駄目オナホ。  滑りが良すぎてスライムにでも突っ込んでいるような気分になる。  括約筋がなーたぶん伸びたなー。  ケツって中はわりと柔らかいんだけど入り口がキツイもんだろ?  今のタツキはそこがバカになってんの。  ビクビク痙攣して締めつけてくんのに全然ちゃんと閉じねぇから、ヌルい。 「ぁ、……あっ、……っ、……あ」 「ゆるっゆる。メンヘラクソビッチのタツキくん。頭弱いからネ」 「あ……さ…き……ぉ…んっ、……んっ」  腰を押しつけるたびにぢゅぷ、と結合部からローションの残りが体液と混ざり漏れ、泡立った粘液がシーツを濡らした。  タツキは弱い。  体もメンタルも丈夫なのはアヤヒサ。  アイツはなんかもうロボみてぇな。  セフレっぽいけど異質なアレは、文字通りなんでもやる強かなオトナちゃんなんだよなー。だからツマンネ。 「ん…あっ……っ…ぁ……もっと……」 「アハッ。寝言でオネダリするとかウケる。やっぱタツキは面白いわ」 「は……ぁっ…ん……もっと……ん…あ……」  寝言じみたうわ言を喘ぎ混じりに漏らすタツキに、くくくと喉を鳴らした。  面白かったのでお望みの通り半勃ちのモノを扱いてやりながら、胸元の突起も手のひらで円を書くようにこねる。  ビクビクと震える腹筋。  とろけきって横たわる肢体が身じろぐ。  フィスト直後のケツにハメられて手コキされながら乳首弄られつつ完勃ちするとか、終わってるよな。もっと終わろうぜ。  イきそうな時は手を離す。  波が引くまで待って、引いた頃にまたあちこち同時に嬲ってやる。  イきそうになるとまた離す。  それを繰り返してタツキの呼吸が荒れ始めた頃に出入りに合わせて前立腺を意識してなぞり、奥をトン、トンと突いてやった。  するとタツキは腰をくねらせ小刻みに痙攣しながらキュッキュッと内壁を締めつけてきたが、それでもいつものタツキの締めつけよりは劣るものだ。  てことは、普段は意識してキツく締めてるとこあったのかしら。 「そんなに中イキ好きなのかね」 「はっ……はっ……ん…はっ……」 「好きなのな。自分だけ気持ちよくなっちゃってまぁ、幸せそうに惚けてやんの」 「はっ…っあ、っ……ぁぁ……ぁあ……っ」 「ん、……イクの早いって……ソーロー。ハズカシーやつー。ククク」  ねっとりと緩慢な動きで犯しているうち、タツキの体がビクッ、ビクッと一際大きく仰け反り、意識のないまま舐られるスローセックスで達した。  が、俺はまーたく。ちっとも。

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