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第四話 ショーゴと浮気。

 愛している。  愛している。  惜しみない愛を。  枯れることのない愛を贈ろう。  ──だけど。  そう。  俺も、お前にほんの少しでも必要とされていると感じてみたい。  よく懐いていた野良犬が別の人間に飼われた時のような、どうってことはないけれど少し物足りないあの感覚。  そんな些細なものでいい。  そうしてくれたら、すぐにでも首輪を噛み切ってお前のもとに戻るから。  ほんの一瞬、俺を求めて。  ──翔瑚。

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