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「──お前は俺の運命の番だ。」 何が『運命の番』だ。そんなの子供だましの絵本か教科書の中の話だろ。と冷静に頭のなかでツっこむ。 あぁ.......終わった。もう抵抗する気力もない。 全てを諦めて体から力を抜く。 俺はこれからこの‪α‬の性欲処理として一生を過ごすのか。 いや、飽きたら即、番関係を解消されてショック死か、運良く生きてても一生一人で発情期に耐え抜いていかなければならないのか。絶望で目の前が真っ暗になる。 「もう一度言うが責任は取る。だが許すな。」 そう一言言うやいなや項に歯を当てられる そのままグっと肉にめり込んでくる 「っあ゛ぁぁぁぁぁぁぁあ゛」 その瞬間、脳天から脊髄までビリビリと痺れが走る。 ドクンとひとつ大きく心臓が鳴り身体中が熱湯に放り込まれたように熱くなって、視界が上手く定まらない。 「っおい!」 俺を取り巻くネオン街の人々がぐらぐらと揺れる 焦ったような男の声を最後に俺の意識はブラックアウトした。

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