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「へぇ、安いのに普通に美味いな」 一口で半分くらいなくなってないか?ってくらい豪快な黒川さん。えぇ、分かってますよ。あんた稼いでそうだし普段こんなジャンクフード食べないんですよね。『食わないなら寄越せ?』あ、全然いいですよ、大口開けて食べてるの見るとこっちまでお腹いっぱいだし。 「っじゃなくて!!」 思わずテーブルを叩きながら立ち上がった俺。黒川さんだけじゃなくて周りの人も何事か、とこちらを見ているのを感じてすぐ座り直す 「どうした?」 「つ、つ……えっと…」 「他のが良かったか?」 「じゃなくて!!つきあうって…なんですか!!」 「そのままだけど?俺と付き合え。嫌か?」 まるで俺が断るはずがない、と分かっている様な表情。 付き合うってやっぱあれだよな?恋人同士になるって事だよな?その、手繋いだり、キス、したり…? 「今日はよく赤くなるなお前」 「…や…キスとか…ですよね…?」 「は?」 勝手に黒川さんとのアレコレを想像して沸騰しそうな脳内が暴走を始める 「まぁキスとかだな」 「…」 「そんなキスしたい?」 「違います」 ブンブン首を振るがニヤニヤしだした黒川さんには何も伝わらない。 「ふ〜ん。じゃあ行くか〜」 「えっ、どこに」 不意に立ち上がり俺の腕を掴んで歩き出す黒川さんにずるずる引き摺られながら着いて行った先は観覧車だった。

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