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「先に風呂?夕飯何か頼む?」 「うーんお風呂がいいです」 プレザント紙袋の中から着替えを一式渡してもらい風呂場に行く。一体何日分の着替えをプレザントしてくれたんだろう。今度お礼しないと。 風呂は黒川さんと一分一秒でも長く居たいから俺史上最速で全身を洗って出た。 * 黒川さんも風呂から上がって今はソファに座ってる。 座ってるというより座ってる黒川さんに膝枕されてるって感じ。てか首が痛い…!『来いよ』と笑いながら自分の膝を叩く黒川さんに断れなかった…。膝が高いし硬い…。 ちょっと申し訳ないけどそろそろ起き上がらせてもらおうと思ったその時、インターホンが鳴りモニターがつく。 「お、来た」 「…?」 立ち上がろうとする黒川さんの邪魔にならないように素早く起き上がる。モニターに映ってるのはあのゴツい運転手さんだった。 「!!黒川さん!俺!出たいです!!」 「は?待て華、」 立ち止まる黒川さんに俺行きますと言い、玄関へ駆けてドアを勢いよく開ける。 「アァ?!誰お前ェ??!!」 「え?!!!??え?!、?」 驚く声が揃う。 そこに立っていたのは全く知らない人だった。 あの運転手さんでもなく、琉唯くんでもなく、まずスーツじゃないから組織の人じゃない。ゾワッと鳥肌がたつ。 「お前ッ!」 「ぅわっ」 「若っ!申し訳ございません!!」 すぐに後ろから来た黒川さんの背に隠される。 黒川さんの後ろに隠されたから見えないけどちゃんと運転手さんもいたみたいだ。 ドキドキドキドキ…と嫌な音をたてる心臓を押さえ後ろから話を聞く。

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