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第20話(スティーブ)
セシリオ•カルバーリョを援護チームへ引き渡すと、チームブラックの4人はニューヨーク支部へ引き返す為にヘリに乗り込んだ。
ピッと通信機が鳴る。
「エージェント•ワイルド。マイケル•バーンズ氏は自宅へ送り届けたとハワードから報告が来た」
長官スミスからの通信だった。
「彼にはレベル3のエージェントが捜査および護衛として付く」
「分かりました」
「手順に沿ってファミリーケアを受けられるよう手配しておくといい」
「ありがとうございます」
ピッと通信が切れた。
ヘリからニューヨークの街を見下ろす。夜でも明るい街だ。
マイクへこんな形で正体を明かすつもりは無かった。
少しずつ、関係を進めるつもりだった。
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