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第25話(マイク)

スティーブにベッドへ押し倒されて、急速に緊張し始めた。 見惚れてしまうような筋肉も、今はちょっとだけ怖い。 当たり前だけど異性愛者として過ごしてきた俺には男性とのセックスを知識程度にしか知らない。  スティーブはそれをすぐに察知してくれた。 「大丈夫だ。君の嫌がることは絶対にしない」 目尻を下げた優しい表情に少し緊張が解れ、彼の胸に顔を埋めた。 分厚い胸板やシックスパックの腹筋に触れたいとずっと思っていた。 「マイク、、、好きだ」 スティーブが耳元で囁いた。 彼の気持ちを聞いて、嬉しさで舞い上がりそうだ。 お互いの身体にキスの雨を降らせる。 身体を絡ませスティーブの肌に触れ、体温や匂いを感じただけで蕩けてしまう。 「君を抱きたい」 最初は緊張もあったがマイクはスティーブを受け入れる決心をした。 ベッドサイドにあったラベンダーオイルを潤滑油にしようと手にとる。 察したスティーブは入念にマイクの秘部を慣らしてくれた。 2人の初セックスは手探りで情熱的というよりも穏やかな愛の確認だった。 彼は言葉の通り気持ち良くて気持ち良くてマイクが意識を飛ばす最後の瞬間まで優しかった。

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