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第9話
はだけた姿をまた写真に収められ、それだけで息が上がっていく。
もう隠す事なんて出来ない。
すべて長岡に見られている。
記録されていく。
「すっげぇそそる。
えろくなったよな」
「なっ、てません……」
「なったって。
俺も興奮してる」
押さえ付けられていた手を、今度は長岡の下半身へと移動させられた。
細いスラックスを押し上げ興奮を主張しているソコは布越しでもアツくなっているのが分かり、一気に体温が上がった。
引っ込めようとしても長岡の手がそれを許さない。
アツいそこからじわじわと熱が移る。
俺で、こんな…なった……
骨が浮き貧相な身体でこんなに興奮してくれたのだと1番手っ取り早く理解出来る。
男の身体は嘘を吐けない。
興奮すれば勃起し、アツくなる。
同じ男だ、それが痛い程分かる。
こんなに綺麗な人でも勃つんだよな…
学校で見る長岡と性欲とは結び付かない。
いや、硬い職業の人程変態だと言うがその顔立の良さが邪魔をするのだろう。
「だろ」
「…、…」
目が泳いでしまうのを見て長岡は嬌笑を浮かべた。
あの目で見下ろされぞくりと肌が粟立つ。
甘い痺れの様なものが腰を中心に波紋を広げていく。
こんなあさましい身体が恥ずかしい。
とても恥ずかしい。
ドクン、ドクンと心臓が痛い。
金属音に目をきつく瞑った。
ヂ…ヂ…
み、られ…る……
「ほんと膨張率良いよな。
先、見えてんぞ」
ウエストゴムの隙間から見える先端。
ソコを指の腹でピタピタ叩かれ小さな刺激が波紋を広げるように身体に広がっていく。
ジクジクと疼き、もっとを期待してしまう。
まだ下着すらズラされてはいないのにだ。
「は、ずかし……」
「遥登が恥ずかしいと興奮するから、もっと恥ずかしがれよ」
「へんた…い……です」
「ん、男はみんな変態だ。
それとも、変態な俺は嫌いか」
そんな聴き方狡い。
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