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第16話
3本目を入れる時、わざと会陰に指を当て刺激すると思い通り薄い腰を跳ねさせた。
「…っ」
「あぁ、悪りぃ。
ぶつかった」
日焼けしにくい肌を赤くさせ羞恥に耐える健気な姿に加虐心が膨らんでいく。
もっと恥ずかしそうな顔が見たい。
もっと恥ずかしそうな声を聴きたい。
死んでも治る事のない癖は三条をより辱しめる。
やわらかいそこをぐっと押した。
「そ、こっ」
「前後から前立腺挟まれんのってどんな?」
そう聴いておいて、答えられない様にまたグリリ…と刺激していく。
酸素を欲し口を開けて悶える姿は、学校で見る優等生とは180度違ってなんとも扇情的だ。
10代の色気じゃねぇだろ
末恐ろしいな…
「あ…まっ……ま……あ、た…まっ、びりびり……」
脚で腕を挟もうとするので定規を手から離し膝頭を割った。
血管の浮いた陰茎は腹に体液を垂らし、そこさえ上気させている。
なんて淫らだ。
「っ!!」
「頭ビリビリして気持ちいって?」
「なんで…い…地悪ばっかり……」
「意地悪じゃねぇよ。
でも、そうだな。
意地悪するとしたら、遥登のその顔見んのが楽しいから」
にっこりと綺麗な笑みを称えながらサディスティックな事を言う長岡に、三条の喉がひくりと鳴る。
だが、その目に被虐の色が混じっているのを確かに見てとれた。
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