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MICHI
凪達が入居しで、半年が経った。
早 ぇような、遅 ぇような。
あんまし毎日訪ねっぢまうど『しづげ 』ど嫌われそうで、我慢しで我慢しで、理由を付げでは3日置ぎに訪ねでみる。
14時頃に訪ねでみれば、一段落着いでる頃だがらじあんべ だ。
「ピンポン」
ドアホンを鳴らしで、しばらぐ待づ。
「はい」
短ぐ返事が来で、ドアが開げば俺の天使が現れる。
昔っから変わんね‥‥ いや、昔より年々綺麗になっで行ぐ俺の天使の姿を目にするだげで、下半身が疼ぐ。
「これ。201号室の大畑さんがらお裾分げ貰ったがら、一緒に食うべ」
手にしでだ紙袋を軽ぐ持っちゃげ で、ドアを潜 る。
「 いつもありがとね。
お茶で良い?」
凪がせっせど台所でお茶の用意をしでくれでる間に、テーブルの上で紙袋を破り今川焼ぎを広げる。
「ちっと冷めっちまったがもなぁ~」
「わぁ。今川焼き!
じゃぁ、チンする?」
嬉しそうな笑顔を見せる凪を眺めで、大ぎぐ頷ぐ。
凪は本当に見でで飽ぎねぇ。
笑顔も、身体付きも、全部が俺好みだ。
レンジに向がうのに背中を向げるもんだがら、つい足元から視線を上げで、全身をくまなぐ眺めでしまう。
細い足。張りのある尻。細いウエスト。華奢な肩。
特に首筋は念入りに注視する。
キスマーグが無ぇが、チェックすんのにだ。
目を凝らしでも見当だんねぇ事に、ひどまず胸を撫で下ろす。
多分まだ凪達は、ヤッでねぇ。
凪は確がに色っぽいが、まだ『抱がれだ』身体も、匂いもしでねぇ。
「はい。温まったよ~」
バラしだ今川焼ぎを、わざわざ皿に入れ直しで、お茶ど一緒に持っで来る。
こういう気配りも、凪を愛しで止まねぇ箇所の1づだ。
「おう。悪ぃな」
言いながら早速手に取り口にする。
「うん。んめ 」
どごで買って来んのが、大畑さんの持っで来る今川焼ぎは、皮がパリッどしでで中の餡子がタップリ入っでっから食べ応えがあっだ。
「いただきます」
遅れで凪も一口噛じる。
「!おいっし!」
パッと驚いだような表情をしでがら、ずっと幸せそうな笑顔でゆっくり味わっで食べる。
「子供みでな」
そんな姿を見でいるど、こっちまで自然に笑顔になっでぐ。
凪は本当に、昔っから不思議な魅力を持っでいだ。
「もぅ子供扱いしないでよ!」
小さい頃がら幼馴染だったがらが?
俺がいづまでも凪を子供扱いしでるとでも思っでんだべか?
こんなにも、性の対象どしでしが、見えでねぇのに。
俺のこの邪な気持ぢを、知らねぇハズねぇのに。
「俺は、お前ぇの事子供どしで見だ事なんか一度もねぇぞ」
あぁ、声のトーンが違ぇど、我が でも分がった。
凪もそれを感じ取ったんだべ。瞬時に身体が硬直しだのが見で取れだ。
「やだなぁみっちゃん、本気にしないでよ
物の喩 えじゃん」
ふわり、と柔っけぇ 笑顔を浮がべっけど、目の奥が
笑ってねぇのが分がる。
俺に、そんな誤魔化しが効ぐどでも思ってんだべが?
そりゃ、子供の頃ほど接点が無ぐなった自覚はある。
凪が初めでの彼氏を作っだ時、嫉妬で自分を見失っで、彼氏に脅迫まがいの事をしで、別れさして。
『自分を見失う』なんて子供じみだ事を二度も繰り返しでしまっだ自分を反省しだがら、凪を影で見守っで、支えで行ごうど思っでだのに。
今の凪がらは、そんな俺の想いなんで微塵も分がってくんに 、『心の壁』みでな 物を感じで
そのジレンマみでなのが、イラつぎに変わって行ぐ。
それともう一づ、ずっと気に入らねがった事が、イラつぎのついでに顔を出しだ。
「凪よぉ
お前ぇ、いづまでそうやっで標準語で喋る気だ?」
地元に帰っで来でがらも、ずっとだ。
「そだに 、アイヅに染まっちまったのが!?」
イラつぎに、声が荒ぐなる。
もう二度ど、同じ過ぢを繰り返しだぐねぇのに。
「そ んなんじゃぁ‥‥」
凪よぉ。そうやっで顔を赤ぐしで俯ぐ事自体が、『肯定しでる』って事だど
なんで分がんねぇがな?
「そんなに
アイヅが好ぎなのが」
腹の底がら湧ぎ上がっで来る何かを、抑えらんにぐ しでんのは、お前ぇだがんな?
「 お前ぇが、 悪ぃんだがんな?」
「え?」
脈絡の無ぇ言葉の意味は、今理解しで貰う気は全ぐ無ぇ。
ただ。
「俺が、どんな想いで居んのが
お前ぇをどんな風に想ってんのが、分がらしでやる」
言うなり、凪をその場に押し倒す。
「え。やだ。みっちゃ」
そんだげで、凪の身体が硬直しだ。
「そだに ‥‥」
俺を、拒絶すんのが?
先にショックが来で、すぐ後に憎しみが追い掛げで来る。
めんげ がった凪。俺の後ろをチョコチョコ追い掛げで来では「みっちゃんみっちゃん」言ってだ凪。先に「だいすぎ」って言っでだのは、お前ぇの方だったんだぞ?
悲しみど、悔しさど、多分そごにはもう一づ。
一度も「あいしでる」ど言えながった我が への、情げなさが入り混じる。
「お前ぇ、どうせ最近ご無沙汰なんだべ?」
俺の言葉を理解しだのが、見開いだ凪の眼に涙が滲む。
「良いべ別に。初めでじゃあんめし 。
溜まってんだべ?
俺が慰めでやっからよ」
俺だっで凪に触んのすら久し振りだ。
細くで力の弱い凪を組み敷ぐのなんで簡単で、凪の肌をじっくり堪能出来る。
凪もそれを理解しでんのが、叫び声も上げなければ、抵抗もほとんどしね がった。
そんでも逃げらんに ように、両手首を一緒に片手で掴むど、頭の上に固定する。
顔を眺めようど覗ぎ込むど、真一文字に結ばっちゃ 口唇と、俺を睨みつげだまま涙を零す、綺麗な凪の顔。
こんな表情を向げらっちも 欲情する俺は、もうすでにどっかオガシイのがもしんに 。
結ばっちゃ口唇に、それでも舌を這わせで口唇の柔らがさを堪能する。
そのまま頬に、顎に舌を這わせれば、肌のきめ細やがさを感じらいる 。
凪の味も懐がしい。
そっから 耳元へ向がっで、穴の中へど舌を差し込む。
俺だげが知る、凪の弱点。
「ふあぁッ」
思わず漏れる喘ぎが聞げで、自尊心が満ださっち行ぐ。
しづっこぐソゴを舐めれば
「んッ! んン!」
ど喘ぎ声を堪えながらも、腰が勝手に悶 えで動ぐ。
「凪、ヤラシィな」
わざど言っでやっと 、顔を真っ赤にしで、まだ涙目になる。
本当、凪を見でっど、いぢめでやりだぐなっから不思議だ。
視線を下ろすど、パンツの股の部分が苦しそうに膨らんでいる。
ソレを確認しだ瞬間、ニヤリと口が歪むのを自覚しだ。
まだ。
ソゴはイジってやんねぇ 。
もっどもっど我慢させでがら、じっくり虐めでやるのだ。
「ふふッ」
我慢しぎれず思わず笑い声が漏れる。
瞬間、凪の顔が恐怖に歪むのが見えだ。
「あんだべ
俺が凪に、そだ もごい 事するわげあんめ ?」
どんな事を想像しでんのが分がんねぇげっちょ 、凪を傷付ける様な事をする訳無ぇでねが 。
少しでも安心しで貰うべ ど、笑顔を向げでやる。
その表情のまんまで凪の上着をたぐし上げるど、腕はそのままに頭だげを抜ぎ取れば、頭の重さで服が拘束さっち 、我が の両手を自由に使えるようになる。
「気持ぢ良ぐしでやっかんな?」
言いながら、凪の太ももに馬乗りんなっで、両方の乳首に手を這わせだ。
「あッ。 ぁ」
真一文字に結ばっちだ 口が、ようやぐ開ぐ。
「コレ、気持ぢ良ぃべ?」
中指の先で、乳首に触っか触んねがのスレスレの距離を、ふわふわど行ぎ来する。
とぎどぎ掠 る感触に、徐々に乳首が勃起すれば、掠る頻度が上がっで益々勃起しで行ぐ。
「や。 ぁッ。」
漏れ聞ごえる吐息に、俺の下半身も痛ぇぐれぇ にギンギンだ。
「凪、色っぽすぎだで‥‥」
本当、堪んねぇ。
でも凪にも我慢させでっから、俺も一緒に我慢する。
代わりに、十分に勃起しだ乳首を摘 んで、捏 ねでやる。
「あッ。 あんッ。 や」
ヒグヒグと全身を震わしで悶える凪を、喉を鳴らしでしばらぐ眺める。
あぁ‥‥ 良い景色だ‥‥
上気しだ肌に、うっすら滲んで来る汗がしっとりと纏 っで、凪をキラキラ輝がしで行ぐ。
「綺麗だ‥‥」
思わず呟いで、右の乳首はそのままに、左の乳首へど舌を這わす。
ジュ。クチクチクチ。
と音を響がしで啜 っでも舐めでも、凪の喘ぐ声はその音すらかぎ消しで、俺の耳へと運ばれで来る。
「あン。 あ やぁ はぁン」
震える身体は、凪の美しい腹筋を浮き上がらしでくっちゃがら 、自然どソレを愛でるように溝を一づ一づ舌でなぞって行っだ。
下へ、下へと下りで行ぐど、窮屈そうにしでる膨らみどぶづがる。
「もぅ、開放しでやっぺな 」
そう声を掛げでやっで、ボダンを外し、ジッパーを下げる。
先走りが、ジットリと下着を濡らしでんのが布越しでも分がった。
「焦らしでゴメンなぁ」
まだ声を掛げで、下着ごどパンツを剥ぎ取る。
テラテラに濡れそぼっだソイヅ目掛げで、大きぐ口を開げるど、根元まで咥え込んでやっだ。
「ああぁッ!んンック」
本当に久々だったんだべ 、口に入れだ途端、アッどいう間に破裂寸前。
まぁ、だいぶ煽っだのもあんだべげんちょ 。
そう考えっと気分も良ぐなり、早々にイがしてやろうと上下するスピードを速めでやる。
更に下の袋にも手を伸ばしで、サワサワと撫ででがら軽く揉みしだぐ。
「やッ あッ あぁ やあ ンぅッ」
呼吸も荒ぐ身悶えしでがら、すぐに絶頂を迎えで、俺の口腔内に吐ぎ出しだ。
全部飲んぢまいっちがったげんちょ 、きっどこの家にはローションなんでモンは置いでねぇべ 。ど思い、口を開げで、後ろの窪みまで舌で導ぐように伝い流しでやっだ。
窪み付近に指を待機さしで、ソレを掬 い上げながら、ソノ周辺に塗り込んで行ぐ。
キュゥ。と力が篭 っで萎んだソコを、解す様に指で円を描いで行ぐど
「ん。 はぁン」
まだ喘ぐ声を聞がしでくれる。
こういう時、快感に素直な反応を返しでくれる凪が愛おしい。
もっど悦 い声が聞ぎっちぐで 、左太ももに身体を乗せで抑えるど、右太ももを持っちゃげ で足を開がせる。
ビチャビチャに濡れだ股間に、俺の理性も吹っ飛びそうだ。
そんじも 、凪に痛ぇ思いはさしっちぐ ねぇがら、ゆっくり解しでやっぺ どまだ窪みを刺激する。
さっぎよっか 柔っこぐ なった窪みさ、中指を挿入しでみる。
「ぅ ンんッ」
キュゥキュゥ締め付げで来る内壁を、濡らしだ指で丁寧に擦っで行ぐ。
グチュ。ヌプ。とイヤラシイ音を響がしで俺の指を受げ入っちぇ 、段々ど締め付げも緩んで行ぐ。
それに合わしで俺も挿入する指の本数を増やしで行っで、出し入れするスピードも徐々に加速さしで行ぐ。
凪の喘ぐ声も激しぐなり、摩擦するソコもすっかりグチュグチュで、受げ入れる準備が整っだ事を俺に教えでくっちぇだ 。
「凪。良いべ?」
我慢ももう限界で、俺はようやぐ、空いでる方の手で我が のズボンど下着を、太ももまで下ろしで行っだ。
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