5 / 100

第一章・5

「あの。動画とか画像は」 「撮らねーよ。安心しな」  じゃあ、と最初の男が着衣のままペニスだけを剥き出しに露希につき付けてきた。  ぺろぺろと舐め、やがて深く咥える。  空腹でくらりと来ることもあったが、露希はもくもくとフェラチオを続けた。  やがて男のものは勃ち上がり、準備は整った。 「お前、Ωか?」 「はい」  スキンを着けながら話す男に、他の者は驚いた。 「なんだ、Ωだったのか。こいつ」 「全然解んなかった!」  たぶん栄養状態悪いから、フェロモン出せないんスよ、と男は笑い、バックから貫いてきた。 「んぅッ!」 「あ~、いい感じ。内、粘っこい」  腰を使い始めた男に、露希はくぐもった声を上げた。 「うっ、くぅッ。んっ、んッ、ふぅ、う……」  またたく間に男は駆け上がり、精を吐いた。

ともだちにシェアしよう!