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第四章・8

 シャワーを浴び、髪と体を洗い、二人でバスタブに浸った。 「ん……、誠さん?」  後ろから露希を抱きすくめている誠の指が、彼の蕾をまさぐっている。 「や、っあ。う、うぅん。そんなトコ……」 「少し、広げるから」  湯で温まった露希の後膣は、難なく誠の指を飲み込んだ。  しばらく抜き差しして指を遊ばせていると、湯とは違った粘りのある体液の感触が絡んできた。 「よし、上がろう」 「え? もう?」  まだ、指しか入れてないのに!? 「何だ、不満か?」  意地悪く微笑む誠が、恨めしい。 「がっかりするな。ここからが、本番だ」  バスタブから上がった露希の体に、誠は泡立てたボディソープを丹念に塗りたくった。 「くすぐったい」 「こら、暴れるな」  露希を泡だらけにしてしまうと、今度は誠も泡を使った。  一体、何が始まるのやら。

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