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第五章 お風呂で初エッチ♡

 きちんと締めていなかったのか、時折水滴が落ちる音がする。  その音を耳にしながら、誠は体を露希に任せていた。  体の中心からは、水滴よりも粘っこい水音が漏れ出ている。  露希は、誠を悦ばせようと必死になっていた。 「うん。フェラもなかなか巧いよ、露希」 「ん? そう……?」  熱く火照った自分と相反して、やけに冷静な誠の言葉だった。  露希は、そこで初めて口を離した。  僕は、こんなにも誠さんのことを想ってたのに。  ちょっぴり、不満だった。  そんな露希の顔を見て、誠は初めてぞくりと来た。  濡れた眼差しに、少し腫れぼったい唇。  紅く染めた頬に、乱れて張り付いた洗い髪。 (何て色気のある子だ)  外山さんが目を付けるはずだ、とうなずいた。 「じゃあ、元気になったところで、本番と行くか」  気を逸らすように明るく言うと、誠はローションに手を伸ばした。

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