38 / 100

第五章・2

 ジェルをペニスに塗りたくり、対面座位で露希を抱えると、誠は体を密着させた。 「さ、私は待ってるから。露希、内に挿れなさい」 「ぼ、僕が動くの!?」 「泡踊りの基本だよ。さ、早く」  初エッチなのに! 泡踊り、とか! (もう少し、ロマンチックにいきたかったな)  これも、いずれ組長さんを悦ばせるためのテクに違いない。  不満げに口を尖らせ、露希は誠のペニスめがけて、そろそろと腰を落としていった。 「あ、あぁ。ヤだ。挿入ってく、るぅ……ッ!」  太くて長い誠のペニスを、露希はじりじりと受け入れた。 「んン……ッ、あ。あ、あぁ、んんッ!」 (ちょっと、待って。どこまで挿入ってくるの!?)  内臓まで圧迫されそうな勢いだ。 (それに……、硬いぃッ!)  挿入るたびに内でコツコツと小突かれ、露希はそのたびに快感に襲われた。 「あ、ダメッ! あっ、あッ、イッちゃうぅう!」  誠を体内に収めただけで、露希は絶頂に達してしまった。

ともだちにシェアしよう!