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イキやすいように、感じるポイントばかりを
狙って攻める。
前と後ろをじわじわ刺激していると
新田が腰を揺らし始めた。
「あ、あっ…先生…出ちゃうぅ…」
首に回された新田の指が、痛いほど
肌に食い込む。
「いいよ。出しな」
後ろのポイントをグッと擦ると
新田の中がキューっと締まった。
「…ぁっっ!」
新田が射精した瞬間に持っていたハンカチで
新田が出したモノを受け止める。
肩で息をしながら震える新田の体を
ずっと片腕で抱いてた。
全部出しきって落ち着くまで。
「…ハンカチ……ゴメン…」
「っふ、いいよ別に……立てる?」
「……うん」
新田が近くにあった机にもたれ掛かって
1人で立つのを確認して離れ、
脱ぎ捨ててあったカーディガンを拾い
教卓の引き出しからティッシュを出して
新田に渡す。
「……え…おしまい…?」
「とりあえずスッキリしただろ?」
「……でも 白井先生…は…?」
「気にしてくれるんだ?」
「そりゃ…まぁ」
照れた様に視線をさ迷わせる新田の頭を
グリグリ撫でた。
「気にしなくていいから、服着たら
早めに教室戻れよ」
返事はしないまま、新田は少しシュンとして
ノロノロと制服を直した。
俺が教卓で仕事をしているフリをしていたら
新田が静かに俺の傍らに立つ。
「何だよ、もう一度して、なんて言うなよ?」
俺がからかうと、真っ赤になって首を振った。
「……フェラ…する?」
ペットボトルのお茶を吹き出しそうになった。
「な、なんて?」
「……だからっ、フェ……」
もう一度同じ事を言おうとする新田を手で止める。
AVビデオにでもありそうな展開に、こっちまで
顔が熱くなる。
「ま、また今度頼むよ。取り敢えず今日は戻れ」
「……はい」
「……したことあるの?」
背を向ける新田に声をかけた。
「……うん……まぁ…させられたというか…」
「あ、そう…」
なんか変な空気になってしまった。
「……ップ」
気まずい空気を面白がるように
思いがけず、新田が笑いだした。
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