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進のマンションは単身赴任や、1人~2人で住む 人向けの1~2LDKの部屋ばかりのこじんまりとした マンションだ。 でも最近建てられたばかりなので、設備もよく とてもキレイで、駅からは少し離れた郊外でも 住みやすい。 1階の入り口前で部屋番号を入力して呼び出すと 進は無言でオートロックの鍵を開けた。 「おそい~」 部屋に入ると進が壁に寄りかかり腕組みをして 待っていた。 「シャワー、家で浴びてきたんだ」 「ウチで入ればよかったのに」 「まぁまぁ、そう怒るなって」 俺は唐突に進の首を掴まえて乱暴にキスした。 「……雑…」 「そんなことないよ」 「ちゃんともう一回して! ベロチューじゃなくて…」 進が全部言う前に俺はもう一度唇を重ねた。 ゆっくり唇でお互いの唇を柔らかく噛み合う。 感触を確かめ合うようなキスが好きなのだ。 クセや好みも、もう完璧に知っている。 「今度はどんな子なの? そうちゃんより年上?年下?」 進が鼻をくっつけたまま少しうつ向いて言った。 思ったとおり、誰とも会ってないって話しは、 まるで信じられていない。 「下…かな…」 変に隠しても余計に気にするだろうと思い。 正直に答えた。 さすがに、生徒だ、とは言うつもりは 無かったけれど。 「家に連れ込むなんて… よっぽど気に入ってるんだね」 「……まぁ 、成りゆきで」 俺はセフレは家には上げない。 基本的にホテルかパーティーで、一夜限りの 関係になることが多いから、そんな相手に 家を知られたくないのだ。 それを知ってる進の突っ込みは鋭い。 生徒だから、あまり外では会えないなんて 言えない。 「いつから?俺をふっといて…」 「もういいだろ」 俺は強引に進をソファーへ押し倒した。 素早くスウェットの下を引きずり下ろすと ヤッ…と小さく声をあげる。 俺がエッチで話を反らそうとしている事に 気づいている進が、拒むように腰を捩っても 中心を優しく扱いていると、すぐに抵抗をやめて 目を閉じた。 「……そうちゃん」 小さく甘い声で俺を呼ぶ。 攻めてるのか、もっととねだってるのか…。 進の機嫌をとるのは簡単だった。 体は疲れて悲鳴を上げてたけど…。

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