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「西高にいた白井先生ですか?って 聞いてみたの!」 「え!?」 「そしたら…そうだって!」 「~~っルミ、、スゴい!」 俺はルミの行動力に驚きつつ、もう一度 携帯の中の蒼佑を見つめた。 胸の奥がムズムズして叫びたい気持ちが 沸き上がる。 「蒼佑……元気そう…」 「うん、あ、櫂の携帯番号渡しといたから」 「………へ?」 驚いて息が止まった。 「つい最近、西高卒業した子と飲んだんですぅ~ その子が高校の時先生に憧れてたらしくてぇ 先生にもう一度だけ会いたいって 言ってたんですぅ~ 連絡先教えて下さぁ~い! ……って言ったんだけど、さすがに教えて くれなかったからさ! だから櫂の番号渡しといた!」 「えーーーー!!」 「しばらくは知らない番号からの着信でも ちゃんと出なよ?」 蒼佑、俺の番号携帯から消しただろうか? 別れてから蒼佑は番号を変えてる。 それと同時に、俺の存在も消したのかな? 消してなかったら……俺の番号だって気づく? 俺だって気づいたら…どうする? スルーする? 気づかなかったら? 記憶にない生徒にでも 電話かけちゃうんだろうか? そうだったら…出たのが俺だったら…。 蒼佑は何を思うのだろう。

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