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チュッチュ、と音をたてて 頬や、首筋、肩胛骨と蒼佑がキスを落とす。 夢の世界から引き戻されて 少しだけ目を開けるけど 部屋は思った以上に明るくて 反射的にもう一度目を閉じた。 キスで目覚めるなんて、なんて甘い むず痒い 朝だろう。 「…ん……何時?」 「もう9時過ぎ……」 もっとしてほしくて、俺は 枕を抱きしめたまま目を閉じてた。 「よく寝るね」 蒼佑が俺の首筋に顔を埋めて言う。 「うん…こんなによく寝たの久しぶり…」 「近所の喫茶店にモーニング行こ?」 ー そっか、もう人目を気にする必要無いんだ… 「いいね……」 ー でも もう少しだけ… 「………櫂、昨日エロかったなぁ…」 独り言なのか話しかけているのか、分からない 小さな声で、俺の耳の後ろに唇を押し付け クスクス笑う。 そう言われると、昨夜の行為がフラッシュバック して、それだけでまた下半身が熱くなった。 「そ、蒼佑だって……エロかったじゃん 服着させてくれないし…」 そう、蒼佑がシャワーのあと裸で寝たいと言って 着るのを許してくれなかったから俺たちは今、 裸だ。 「だって櫂、背中めっちゃキレイで気持ちいから くっついて寝たいじゃん」 「……」 誉められたら嬉しくて何も言い返せない。 「… くっついてると、また…したくなっちゃう…」 「っぷ……昨日あんなにしたのに?」 蒼佑の手が俺の中心に伸ばされる。 「あ、っ…ちょっ……ダメ」 「櫂も触って…」 腕を捕まれて、蒼佑のソコを強引に握らされ 仰向けになった俺の胸を蒼佑が獣のように舐めた。 「ん、んん…ァァ、、」 「ほら、ちゃんと握って」 「っつ、ぅう…ん」 二人でお互いを擦り合う。 俺だって蒼佑の弱い所ちゃんと知ってるんだ 負けないぞ、と両手で蒼佑の玉まで刺激しても 蒼佑の方が何枚もウワテだ。 達しそうになった俺はすぐに手が止まって 足まで絡めて喘ぐ。 そんな俺の様子を見て蒼佑が面白がって 手を止めた。 「ん~~っ、、やめないで……」 「櫂も頑張って」 励まされて、口でしようと腰を曲げると 蒼佑がそれを止めた。 「ダメダメ口は無し。 手でイカせて」 「……一緒にしてたら無理だよ」 「分かった手加減するよ」 ー 何の手加減だよ! 仕方なく言われた通り、手だけで必死で応戦する。 ふたりでプロレスでもしているように ハアハアと荒い呼吸で乱れ、グチャグチャと 水音だけが部屋にこだまして 時々目を合わせては笑いあってキスをした。 「あ、、出るっ」 蒼佑がそう言って俺の腹に白い液を飛ばした。 「…勝ったっ」 言いながら俺もすぐに射精した。 蒼佑がベッドの下に散らかってたタオルで 俺の腹の上を拭って またクスクス笑った。 「朝から元気だな、俺ら」

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