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五、ハルジオン⑥
「やっ」
秀麗な顔がピチャピチャと、脚の付け根の茂みで卑猥な水音を奏でる。先生がそんなところに顔をうずめるなんて。
「汚ないっ」
「汚なくないよ。君の大事な場所だ。とても美味しい」
「フヒィぃぃーん」
あなたの形良い唇が、起立したモノをパックリ咥える。
「レロレロ~やらぁ~」
ねっとり熱い口内に舌が這う。高速で暴かれ掻き乱す。
「大人の愛し方だよ」
チューチュー
「君も大人になれるね?」
大人にならなくっちゃ。
大人になって、先生の愛を受け止めなくっちゃ。
なのに。
「ヤァァーン」
激しすぎる快感に首を振ってしまう。
「あぁ、そうか。すまない。皮を剥くのを忘れていたよ」
にゅぷん
「君も大人になったね」
大事な場所を容赦なく、先生の手が暴いてしまう。皮の剥かれたその場所に、フゥっと息がかかる。
「桃色のきれいな亀頭だ」
つん。
普段は包皮で保護されている敏感な部分をつつかれて熱を孕んだ悲鳴が漏れる。
「皮被り、興奮するよ」
「アぅ」
ねっとり舌で舐められて、ぬっちり熱い口内に包まれたのは……
「ひんたまだ」
「やっ」
垂れ下がったソレ食べて喋らないで~
「おや、もう精子がせり上がってきたのか。顔が真っ赤だ」
「ダメぇ~」
「早漏かい」
「ちがっ」
「じゃあ我慢できるね。射精したら、君は早漏だよ」
先生が意地悪する。
出したい!
でも出したら、先生の顔に白いの掛けてしまう。
「こら。暴れるんじゃないよ」
閉じられない。恥ずかしい場所に、顔が近づいてくる。両足首はガッシリあなたの手に捕まってしまった。
「さぁ、もう一度、金玉からしゃぶってあげよう。会陰は好きかい」
垂れ下がる袋の裏側をつつくように、黒い茂みをすくって脚の付け根の肌に指を這わす。
「ヒンっ」
「あぁ、気に入ってくれたか。嬉しいよ」
チュウゥゥゥー
双玉を強く吸われて声にならない吐息が漏れる。
そこも気持ちいい。
(でも、もっと……)
男には、もっと気持ちいい場所があるから……
そこ、さわって。
先生、お願い。
「そんな目をして……私を煽る。いつ覚えたんだ。やらしい雌の顔」
俺、どんな顔で先生を見ているの?
「扇情的で、男を昂らせるよ」
先生の顔が色っぽい。雄の欲情に瞳が濡れている。
「ここ、触って欲しいんだろう」
玉の根元から裏筋まで、艶かしい舌が上ってきて、腰を揺らしてしまう。
「もっとー」
「もっと、どうしてほしい?」
先生の唇が根元の双玉に戻ってしまった。
「ソコじゃなくって~」
「ん?金玉のことかい」
「ソコ、いやぁ」
「ちゃんと金玉と言いなさい」
「きん……ま」
「金玉だよ」
チュウゥン
誤魔化そうとした俺に、先生が罰だと言わんばかりに吸い上げて腰が浮く。
「きんたまァ!」
「そうだ。よく言えたね。偉いよ」
チュッ
唇が鈴口を啄んだ。
(もっと欲しい)
一瞬だけ与えられた快楽に、欲情の枷が外れる。
「せんせい、吸ってぇー」
「なにを?」
「ぼっきして大きくなったやつ」
「『可愛いサイズに膨らんだやつ』の間違いだね」
「フヒン」
起立した場所をつついて揺らしてくる。
俺の……お世辞にも大きいとは言えない。
「成長期だからぁ」
「はいはい」
……軽くあしらわれてしまった。ぐすん。
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