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五、ハルジオン⑦
「言ってごらん……」
吐息が耳のひだに囁く。
「俺を煽ってごらん。君はどこに触れて欲しい?」
あなたの吐息が熱を灯す。
体の芯が熱い。
ドクンッ
奥から熱がせり上がってくる。
「こら。脚、閉じるんじゃないよ」
「せんせ……」
「泣いてもダメ」
優しい声とは裏腹に、足首を掴んで離してくれない。
「蜜が滴って、今にも爆 ぜそうだ。やはり君は早漏だね」
「ちがっ」
「違わないよ。カリがテカテカじゃないか。陰毛までビショビショにして……もしかして、もうイったのか」
「イってないぃ~」
「じゃあ、イキたいね」
こくり。
欲望のままに頷いた。
「おねだりしてみて。先生に、とびっきりエロく……」
言わなきゃ……
先生が期待している。
でも……
(恥ずかしいよ)
「言えないのなら、ここで終わりだ。皮を被せて元通りにしてあげるから、あとは自分でなんとかしなさい」
「そんなっ」
ぬぷっ
濡れた先っぽまですっぽりと、包皮が被せられてしまった。
「自慰した事あるだろう。先生が見ていてあげよう」
「やっ」
あられもない姿をあなたに見せられない。
「知らない」
「自慰した事ないのか」
「してない」
「ふぅん……」
無関心な溜め息が落ちた。
取り敢えず俺、助かったよね?
「年頃の健全な男子が自慰を知らないなんて大変だ。俺が教えてあげるよ」
(…………………………えっ)
先生★!?
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